「桃剥こうか?」、「うん、いいね」
「マンゴー、剥こうか?」、「えーっ、そんなんできんの?」
家人がヨーロッパ旅行で買ってきたものだ。
元々はトマト剥き器。
つまり、薄い皮の野菜や果物の皮を剥く道具だ。
誰が考えたのか知らないが、実にうまくできている。
こういう、ちょっとした智恵を使った生活用具って気持ちがいい。
「これはいけるか?」、「こっちはどうだ?」とわざわざ探してまで
使いたくなる。
下のは、グレープフルーツナイフ。
味は良いし、ジュースたっぷりのグレープフルーツだが、食べにくいのが
欠点だ。
それで、こういう専用ナイフが売っているらしい。
本で読んだのは、2枚刃になっていて、それで、グレープフルーツの実の
袋の部分を挟んで切ってしまうみたいで、「面白い」と思って通販で
注文したら、一枚刃のものだった。
細身の曲がった刃で、その曲がりとしなりで、皮の内側部分を切り出して
中身を取り出すようになっている。これはこれで使える。
こういう道具を見つけて買って帰るのも、旅の楽しみの一つだ。
好い道具、面白い道具があると、食べるのも楽しいものだ。
毎週月曜は、こだわりのモノの話です。