楊逸、「時が滲む朝」
あの事件の時は、毎日テレビに釘付けになっていた。
こういう運動が中国で起きてしまうのか。
本当にこういう運動が許されるのか。
天安門の前に集まった学生達はどうなるのだ?
そして、軍の突入。あっというまに終わってしまった。
「やっぱり、許されないんだ」、そう思った。
我々は外から見て、はらはらしていた。
あの時代、中国の中にいて、あの運動を起こし、支えた
人たちの中にいて、悩み、いきどおり、立ち上がり、恋をして、挫折した。
そういう話。
我々は、ネットとメディアの氾濫にさらされて、何もかも見えすぎる悲しみ
の中に暮らしているが、見えなさ過ぎる世界で暮らしている人達もいる。
小口彦太、「徹底図解中国がわかる本」
ものごとを数字にしてみてみると、新たな切り口で見えてくるものがある。
そういう事に気が着かされる本だ。
ビール生産世界一:中国のどこに行ってもビールがある。水代わりみたいなもの。
エネルギー消費世界2位:どんな田舎にいっても電飾が目立ちます。
携帯電話は4億を超えている:山奥でも携帯が繋がってしまう国だ。
豚肉消費量、世界平均の3倍:豚肉料理が実に多い。その通り。
ネット人口世界2位:確かに好きですね。
中国の実態が分かっていろいろ面白い。
毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。