RaspiにUSB-DACを繋いだ話。
さて、RaspiでVolumio2が動いた。そして、ネットワークドライブを認識した。
完璧だ。後はどうやって音を出すかということだ。
コンピュータから音を出す方式として2つ考えられる。
USBから出す方法、I2Sとして出す方法。素人が面倒な話をしてもしょうがない。
USBは規格があって、それに則った機器が販売されている。USB-DAC(デジタルオーディオコンバータ)というやつだ。それをつないだら、Volumio2からドライバー無しでもすぐに音がでる。
I2Sというのは、これも規格があって、これに則ったボードがある。Raspiのボードに直接
つなぐやつだ。マニアックではあるが、安くつく。しかも直結やから音質も悪くないのでは
ないか。実験レベルではこれでええんとちゃうやろか。
ギリギリまで随分悩んだ。電子工作としてはこの路線を選ぶべきであろう。
しかし、このボードからアナログ音声を出すとしたら、わしのオーディオ的な感性では
ええもんが作れないと思う。部品一つ、半田付け一つ、電源のあり方にもこだわるのが
オーディオの世界と思ってる。
繋いだらそれほどの遜色なく音が出るとは思うものの、結局はUSB-DACに向かってしまうなら
同じことではないか。
やっぱり製品版にしてみよう。
それならそれで何にするか悩ましい。
お金が沢山あったら悩む必要はない。10万円以上、数十万円などいろんなエエやつがありそう。
しかし、わしにはお金がない。そんな高いのはよう買わん。
昔の日本はオーディオ王国であった。こだわりの個性豊かなそれでいて、高性能な
オーディオ機器をリーズナブルな価格で提供してるメーカーが沢山あった。
それが殆ど無くなってる。
ネットで検索しても、中、低価格のやつはほとんどが中国メーカーだ。
確かに、オーディオでは名の知れた中国メーカーがある。
ただ、アマゾンなんかで通常、なにか格安の製品なんかを探そうとしたら、ヒットするのは
尽く中国メーカー製で、しかも、品質に問題がありそうなものが多い。
値段に釣られて買うとえらいことになりそうと思って、最近は敬遠してる。
ちゃんとしたものがあるのであれば特に避ける理由はない。
どうしよう。
他には中古品市場という手もある。別にこだわらへん。
しかし、DACとかいうと、その性質上、専用半導体が性能を決めてしまう。
この世界は日に日に新しいものがでて、どんどん変わっていく。
今どき10年モノなんか買っても意味ないんとちゃうやろか?
今はどうやらESS社と日本の旭化成のDACチップが最先端らしい。
中国製ならこういうのを使ったやつがそこそこの価格で手に入る。
旭化成のチップを載せたやつがほしいけど、値段と他の性能とのバランスで
中国製、S.M.S.L. M500というやつを買ってみた。
個性というよりは、素直で透明性が高いというような評価を信じてみる。
自宅のプリアンプ、メインアンプ、スピーカとも十分個性的やから、その方が
ええんではないやろか。
てなことで到着。
結構細長い。重さもある。あんまりちゃっちくない。
説明は英語と中国語、まあ、見なくても問題はない。
raspi4B/volumio2に繋いでみる。
一発で認識した。さすがえらいもんだ。
パソコン接続と違ってドライバーが必要ではない。簡単明瞭。
早速、オーディオ出力をプリアンプにつなぐ。
プリはCOUNTERPOINT社のSA3000という真空管とトランジスタのハイブリッドのやつだ。
随分古いやつやけどとても個性的な良い音がする。
メインアンプは友人の自作品真空管のやつ。というてもプロをもしのぐ素晴らしいやつだ。
超重量級の強烈なやつで重さは30kgを越える。
スピーカーはELWCTROVOICE SENTRY500SFV。
どや顔をするほどのモンでもないけど、わし的にはとても気に入ってる。
さて、繋いだらどうなるか。
一発で音がでた。何の問題もない。
出力レベルは、volumio2側は固定。USB-DACも固定。メインアンプも固定。
プリアンプで音量調節する。
さて、肝心の音質はどうか?
とてもいい。
そう思いたいという気のせいかもしれんけど、とても良い。
透明でクリアな音がでてる。
今まで以上ではなかろうか?
さて、どうか?
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ありがとうございました。