新年おめでとうございます。

新年おめでとうございます。本ブログをご愛読いただきありがとうございます。本年も何卒宜しくご愛読いただけますよう。心よりお願い申し上げます。
昨年は、人生の転機もあり、いろいろと考える事も多く。悩む事も、迷う事も多々ありましたが、何か自分に課して変化を起こす事の一つにしようと始めたのがこのブログです。独りよがりの勝手な世迷い事をならべていますが、皆様の退屈しのぎの一部にでもなれば幸いです。
昨年は、仕事と自前の両方でアジアの旅に明け暮れた一年でした。今年も勿論そのつもりです。「漂白の想いやまず」です。

今年は猪の年という事で、年賀状を考えていたのですが、昨年、買った北斎の「北斎漫画」を思い出しました。これは、本当にすごい本です。
日常、目にふれる実に様々な出来事や人、物、動物、植物、海、山、景色、ありとあららゆる様態をありとあらゆる形で切り取って画にしています。躍動感のあるすばらしい画ばかりです。
江戸時代に鎖国中とはいえ、こういうものが外国に流れ、印象派の画家達に大きな影響を与えてたというのは、なるほど、さすがというほどのインパクトです。日本の文化の高さ、円熟を示すものだと、誇らしく思います。
それで、その中から猪の画を一枚借用して、はずかしながら做作させていただきました。

詩は、王之渙の

登鸛鵲

白日依山尽 黄河入海流
欲窮千里目 更上一層楼

です。

こういう気宇壮大というか、大らかさが好きです。

今年は、あまり難しい事は考えず、猪のように真っ直ぐに、しかも大らかにやってみたいと思う次第です。

nenga070101-1

   北斎漫画
nenga070101-2

***