妄想居酒屋、「小料理店○○○」の想い出。008、ある夜の男と女。

ある夜の男と女。

ちょっと小雨模様。空が暗い夜。
うらぶれた小料理屋の片隅で、男と女が、ひっそりと酒を飲み、何やら話をしてる。
これで、美人と美男やったらとても絵になってカッコいい。
しかし、こう言うては失礼ながら、女性は若いけど、かなりふくよか、というかでかい。
男性は、くたびれたサラリーマン風。
とても、ロマンチックには思われへんけど、そう思うのはわしの偏見か?
他人のことはどうでもええんでわしは酒を飲む。
いつものことであるけど、まず先にビールを飲む。ハートランドだ。
今回のようにかなり酔っ払って店に来た時は、いきなり酒から飲む。
それもすこしずつ。飲んでるうちに慣れてきてもう少し飲めるようになる。
それまでして飲みにくるかと言う話ではあるが、ほんまにそのとおりだ。
女将に惚れたわけでもないし、お客にお目当てがいるわけでもない。
隠れ家的に飲めるところが気に入ってつい足を向けてるだけのことだ。
他でたっぷり飲みすぎた胃袋をじわじわ和らげてると、先客の会話が少しずつ
耳に入ってくる。

なんとなく面倒くさい展開みたい。知らんけど。
女は1人で頑張ってるみたい。苦労話を訥々と。
男は適当に相槌を打ってるけど、親身ではない。多分家族持ち。
女は男の気をひいてるのか? 「私がダイエットしたら・・・・? 抱いて?・・・」
男はモゴモゴ煮えきらん。
よう見たら、いや見られへんけど、この人ら、顔がない。のっぺらぼう?
いや、わしの妄想か?
そんなやつおらへんやろ?
存在感がない?
ことばだけ耳にはいってくるけど、ひやりともしない。ハッともしない。
実態がない。
面白くもなんともない。どうでもいいけど。
わしは黙々と酒を飲む。酒は「天狗舞」
石川県の酒、とてもスッキリして後口が良い。とても滑らかな舌触りだ。
少しずつ、醒めてきたんで美酒をちびちびやるのがちょうどいい。
アテは出汁巻きタマゴを焼いてもらう。これに漬物。
とても良い。
それで、彼らはそれからどうなった?
そんなことわしゃ知らん。

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