雪の新潟紀行、北越秋山郷を尋ねる旅ー39、五頭温泉、珍生館に泊まる。

五頭温泉、珍生館に泊まる。

さて、定刻通りにバスがやってきた。今日の目的地、五頭温泉までは15分ほどで着くはずだ。
バスは東の方に向かう。五頭温泉ってどんなとこやろ? あんまり聞いたことがない。
結構鄙びたとこではなかろうか。
バスはどんどん田舎の方に向かっていく。遠くに朝日連峰が見え隠れする。
降りたところはメッチャ寂しいところ。確かに温泉郷の看板はあるけど、商店街も
お土産屋もなんも無い。というか今18時やけどすべて閉店してるのか明かりがない。
あまりに真っ暗で宿がどこかわからへん。心配になって電話してみる。
結局方角が分かったら、真っ直ぐ行くだけのことやった。

なかなか古風ないでたちだ。
今回の旅は、温泉宿は狙いはするけど、できたら鄙びた昔ながらの湯治場みたいなとこを
探してみた。
ここはまさにその雰囲気にぴったりではないか。
やれやれもう真っ暗、今日は長い1日であった。結構くたびれた。
謳い文句通り、昔ながらの湯治場的な、それでも近代的に改装してある宿で旅装を解いて
まず風呂をいただく。露天風呂ではないけど、結構な温泉であった。
ゆったり疲れがほぐれる。
では、晩ご飯をいただこう。

狙い通りだ。豪華絢爛たる温泉旅館料理でなくてよかった。財布にもやさしい。
爺さんたちにはこれくらいの量がちょうどいい。

熱々の鍋もあって体が温まる。

何というても酒が旨い。
友人たちは先にビール、わしはまだビールがだめなんで最初から日本酒をいただく。
麒麟山というのが地元の酒らしい。

これはとても美味しい。辛口を謳ってるほど辛くはなくてやや甘めではあるけど
すっきりとキレがいい。
雑味がなくて飲みやすい。とても美味しい。
外はえらい雨が降って来た。あしたの瓢湖の日の出は絶望的だ。
部屋でボーっとして最後の夜を迎える。

部屋の床の間には有名な「楓橋夜泊」の軸が掛けてある。
なかなか乙なものではないか。
ではお休みなさい。

名前 「出湯温泉 珍生館」
住所 阿賀野市出湯760−7
電話 0250-62-3726

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ありがとうございました。