最近読んだ本、「ウツボカズラの甘い息」、「拳銃使いの娘」

  • 2019年12月17日
  • 1人

月裕子、「ウツボカズラの甘い息」

高村文絵は肥満と怠惰と家事育児の暮らしに埋没の日々を送っていた。
昔は学友も羨む美貌とスタイルの持ち主であったはずやのにと思うこともないでは
ないが、一人娘とも夫ともうまく行ってるとは言えない毎日だ。
安売りショップで買っただらしない服装で、買い食いの日々、趣味は懸賞応募で
なにがしかの満足を得ることだけ。
そんなある日、ディナーショーのチケットが手に入った。心当たりがあるようなないような。
そしてサングラスの美女が近づいてくる。中学時代の同級生と言うではないか?
そして次々と幸運が?
努力すれば美女に戻れる。簡単に美しい服やお金が手に入る。
夢のような日々。果たして永遠に続くのか?
ある日、あるところで男が殺された無残な死だ。神奈川県警捜査一課の刑事・秦圭介は鎌倉署の
美人刑事・中川菜月と捜査にあたっていた。鍵はサングラスの女。
それ以外の手がかりは全く無いのではないか。
果たして彼らは犯人を突き止められるのか?
丁寧な捜査と聞き込みが続く。そして少しずつ、事件の裏の闇が明らかになってくる。
わかればわかるほど深い闇ではないか?
狂った女の犯した犯罪か? どこでボタンの掛け違いが起きたのか?
悪魔のような頭脳犯がいるのか?
ねずみ講まがいのニセ商品販売か? 巨大な詐欺事件か?
真相にたどり着けるのか?
とても面白い。

ジョーダン・ハーパー、「拳銃使いの娘」

ポリーは11歳のごく普通の少女。しかし、ある日突然学校に父親ネイトが迎えに来た。
こんなとこにいるはずのない男だ。刑務所で服役中のはずだ。
なにか犯しいことが起こった。彼女は父についていく。
とてもやばいことになってるみたい。
もしかしたら母は殺された?
そして父娘の逃亡旅が始まる。
刑務所の中はアーリアン・スティールというギャングの組織に支配されていた。
総長はクレイジークレイグ、彼に逆らったら命はない。
そしてネイトは彼に逆らった。
出所できたのは生きるためではない。父娘に組織の処刑命令がすでに出ている。
何とか敵の裏をかこう。
弱点を探そう。
生きる道を探そう。
息もつかせぬロードノベルが始まる。
とても面白い。
逃げるために金を奪う、車を奪う。もちろん組織から。
組織にノックアウトダメージを与えるためにヤクのつてをさぐる。
娘は父親と同じ眼をしている。戦う狼の目だ。
彼らは果たして生き延びられるのか?
とても面白い。
スピード感がある。チャラいけどワクワクする。
テレビドラマを見てるみたい。

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