上海の若者達のおしゃれスポットかもしれない新天地だが、
私はこういうところはあまり得意ではない。
しかし、ものごとの流れで、食事をして、ジャズライブでも行くか
と言う話になった。
それで、あるジャズクラブに。
週末とあって、新天地も人が多いし、ここもだんだん満員に近くなってきた。
欧米人らしいスキンヘッドの男がサックスを持ってうろうろしている。
舞台の袖で、コートを着て蹲っている地味げな女がいる。
いよいよ始まった。
ピアノ、eベース、ドラムス、サックス+ボーカルだ。
ジャズは、上海だったらオールドファッションというステレオタイプでなくて
助かった。レベルは高くないがジャズはジャズだ。
一通り盛り上がって女が登場。
コートを脱いだらセクシーなドレスだ。
舞台を一気に盛り上げる。
さすが、プロだ。歌もうまいし、振り付けもセクシーだ。
そうは言っても健全そのもの。
魔都上海って呼ばれた頃はどんなだったんだろう。
その頃の怪しさにちょっと触れてみたい気もする。
毎週木曜は、映画、音楽、書画に関する話です。