ルアンパバーン、ビエンチャン、バンコクの旅−50、池のある村に池がない。

池のある村に池がない。

炎天下をダラダラと歩いてたら、右手にカフェみたいなのがみえた。
目を疑う。こんなとこにカフェが? 明らかにテーブルと椅子がある。冷たいビールがあるかも
しれないようなアイスボックスみたいなのもおいてある。それらしき看板ボードと旗が
風になびいている。誰が入るんやろ? と気になりつつも更にすすむ。
風景は単調なようでそうでもない。

時々人の気配にであう。
この道に入って始めて人を見たんではなかろうか?

こういう暮らしも楽しいかもしれんなあと思いつつ先にすすむ。

まだどれくらいあるか? 多分1時間くらい歩くんやと思う。
皆さん随分疲れてきたみたいだ。何人かの人が脱落宣言。
さっきのカフェみたいなとこでお茶して待ってるわということだ。確かにこのまま
行っても何かがあるというわけでもない。わしが7年前に鄙びた村を見つけたんで
も一回いってスケッチしたいねと言うただけのことで、そんなん面白くもなんともないわって
感じてる人も多いはずなのだ。こんなしんどいおもいまでして行かんでもええと感じるのは
まったくむりもない。
てなことで、一部の物好きだけが先にすすむ。
更に延々と歩いてやっと着いた。

えらい違うやん。

ここは池やったはず。
水気が全然ないやんか。
なるほど、前回来た時は雨季が終わった後くらいやった。それで水が満々とあったんやけど
今は乾季やから無くなって当たり前なんか。
まさかこれほどの違いがあるとは、すごいキツい自然のなかで暮らしてるんやなあって思う。
とりあえずここでスケッチして行こう。

描いてるうちにどうしても池に水を足してしまう。風景としてはカラカラに干上がってるより
水があったほうがええに決まってるのだ。
因みに前回の時の様子はこんな具合だ。

殆ど変わってないのに、水があるんとないんとではえらい違いだ。

要するにこんな感じ。

本当はこの奥に見える村の暮らしも気になるとこやけど、この写真より更に右手にある
集落から回り込んで行かんとあかんのやと思う。

わしらがここでスケッチをしてるあいだに画を描かない人たちはその集落を見に行った。
画を描いていても小学校らしき歓声が聞こえてくる。
昨日のモン族の村とは又違った暮らしが見られたんやと思う。
植生がとても南国らしくて緑の力を感じる。遠くには緑深い山々が連なってどこまでも
広がっている。
自然から一杯パワーが貰えそうなとこやなあって思う。
こういう場所はルアンパバーンの近郊にもっと沢山あるんやと思う。
又来る時はもっと色々調べて、なかなか情報は集まり難いんやけど、もっと長い滞在で
期待もんやと思う。

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ありがとうございました。