九度山暮らしのある日、カレーイベントに行くこともある。「カレー事情聴取」。

カレーイベントに行くこともある。「カレー事情聴取」。

大阪は今ではカレー、特にスパイスカレーがとても熱い。熱いというのは熱々のカレーを
食わせるというんではなくて、勢い盛んという意味だ。もちろんカレーは熱いほうが美味しい。
それで新しい店がどんどん出来てるし、カレーにまつわるイベントも沢山ある。どれも
興味はあるけど、九度山暮らしでは気楽に参加するにはちと不便すぎる。
しかし、気になる有名なお店が一堂に会してあれもこれも食べられるなんて機会は滅多に無い。
この「カレー事情聴取」というイベントもわりと頻繁に開催されていて興味あるやつの一つだ。
いつか必ずと思いつつ日が過ぎてたけど、ある時、ちょうど昼開催で、大阪に用があると
いう絶妙のタイミングが発生した。しかも、その時は「究極のカレー」という本が発刊される
直後で、そのコラボ企画ということだった。
では早速本を買いに行こう。
本の中にある整理券を切り取っていくと行列で優遇されるのだそうだ。行列は必至のイベントで
ちょっとでも優遇措置があるんであればありがたい。
ではまいろう。
いや、大雨だ。ちょっと気持ちがくじけるほどの雨だ。これで行列必至はつらい。
いくら優遇されても、そういう人ばっかりのハズやからスイスイというわけにはいかんはず。
挫けつつも地下鉄を降りる。階段を上がるとやっぱり降ってる。
会場が近づいたらやっぱり行列が見える。
予想が当たるのが辛い時もある。やむなく傘をさして並ぶ。なかなか前に進まない。
人は増えるばかり。場所がなくなって行列が移動、後ろへ後ろへ。
それでもやがて進み始めた。
初めてなんでルールがわからん。まずチケットを買うらしい。そのときに、トレイと
お酒が渡される。一旦雨の中、表にでて、1階入り口に入り直す。こんどは
カレーを買う順番に並ぶ。1階入り口はごった返してる。チケットの人、カレーの人、
売る人、買う人、ゴチャゴチャだ。やっとお目当ての「八戒」さんとアノニマスさんの
コラボのやつを手に入れる。
そっから2階に上がる。幸い建物の中は雨が降ってないんで傘は畳んでトレイと
一緒に持つ。階段はとても狭い。部屋もそれほど広くはない。何もない部屋の一番奥が
仮の厨房になってるみたい。ここも行列がすごい。
3階の方がましやとスタッフの方が叫んでる。2階に興味はあるけどお目当てではないんで
3階に登る。なるほど、行列はかなり少ない。
ここで、お目当てのガネーシュN&旧ヤム邸さんのやつをゲットする。

ゲットしたのはええけど、1、2、3階とも座る場所はない。屋上にはあるかもしれんけど
この雨で屋根があるとは思えないし、先に来た人たちで満員ではなかろうか?
ならば外はどうだ。入り口近くにテーブルが並べられてた、テントがある場所もあった。
しかし、こんだけごった返してるなかで果たしてテーブルの片隅でもゲットできるやろか?
雨がかからんとこやったらええけど、この大雨の中で傘をさして食うのはつらすぎる。
とりあえず、室内で立って食う方法はないやろか?
今の状態は両手にトレイを持って、畳んだ傘も一緒に持ってる。手は2本やから
この状態でスプーンは持ちにくい。傘を床においても同じやしそれでは移動も
出来へんから他の人のじゃまになる。
実はこんな時のために傘の柄にカラビナをつけてある。これをカバンのベルトに、
引っ掛けて傘の問題を解決する。
あとは、窓枠が目の前にある。ここにトレイの片側を引っ掛けたら片手があく。
缶チューハイのプルリングは階段にトレイを置いて先に開けておいて、窓枠体制に入る。
これどオーケイ!
冷たいチューハイがとても美味しい。
じっくりカレーをいただこう。
八戒&アノニマス。

素晴らしい。カレーであるが中華のテイストが奥にある。スリランカカレーの弾ける
スパイスの奥にジャンルを越えた超越カオスの複雑な味わいが広がる。
ガネーシュN&旧ヤム邸。

ラムが肉肉しくてとてもスパイシー、いつもの繊細で洗練された味わいに重厚さが
加わって煌めく美味しさがある。
まだまだ、並んでチケットを買えば他のカレーも食べられるんやけど、もう並ぶのは
しんどいし、第一爺さんにはこれくらいの量を食うのが精一杯だ。
とても満足。
ご馳走さんでした。
又、機会があればイベントに参加したいものだ。

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ありがとうございました。