九度山暮らしのある日、となり町、五條市の「榮山寺」の国宝特別拝観を見に行く。

となり町、五條市の「榮山寺」の国宝特別拝観を見に行く。

ある日、あるテレビの情報番組を見ていたら田舎の小さなお寺やのに国宝、重文が沢山
あるのが紹介されてた。よう見たらとなり町ではないか。えらい近い。しかも期間限定で
御本尊が御開帳されてるという。期間が終わる直前に行ってみた。
駐車場に到着したら、紀の川、おっと、奈良県に入ると吉野川になる、の直ぐ側にあるせいか
カヌーやゴムボートなどの川遊びをする人たちが集まってた。よう見たらお寺の駐車場は
ちょっと手前だった。山門からは入れないんでグルっと回って受付事務所まで行く。
本日は特別拝観中なんで入場料はちょっと高い?
でも、せっかくやから全て見せていただくことに。
小高い丘を背景に境内は結構広いけど、大伽藍ふうではなくて山寺風なのが面白い。

まず最初に鐘楼がある。なんの変哲もなさそうな小ぶりの鐘が吊り下がっているが
これがまず国宝なのだ。平安時代のものらしく、菅原道真の撰、小野道風書という
銘文が4面に鋳込まれたやつだ。

鐘が撞けるようになってるけど今では撞いてはあかんらしい。
直ぐ側に七重の石塔婆がある。

これも重文だ。
そして塔之堂、

ここには仏像以外にこんなやつがあったけど何がなんか
ようわからん。

通り道にさり気なくお地蔵さんがいてはる。

わしはこういうのが大好きだ。
その先に、本堂が見える。

本堂の真正面に石灯籠があって、どちらも重文だ。

本堂真正面に石灯籠があるのは此の寺が最初で、榮山寺様式というらしい。
本堂の中には重文の仏像がある。
御本尊の薬師如来像は座って両手を組んで薬壺をもっている珍しい姿だ。
12神将が側にはべっている。
もちろん本堂内は撮影禁止。
御霊神社があって、

その奥の方に八角堂が見える。

これは国宝。
法隆寺の夢殿ほど大きくはないけど、簡素で爽やかな印象を受ける。

中の柱や壁、天井に彩色画があったはずやけど、今は色あせて朽ちている。
残念やね。

木造の屋根、専門的なことはわからんけど木を組み合わせただけで造られた味わいが
伝わってくる。

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ありがとうございました。