ある1日。喫茶店で珈琲がお代わりできる日。

本日も超暑い日だ。

隠遁生活であると、暑くても我慢して出ていかんと、という必要がない。

そうかと言って引きこもりを続けると、気力が萎えてなんも出来へんようになる。

難しいところだ。

幸い、この日は、大阪に用があった。

頑張って出ていこう。用があるのはいいことだ。

いつものように、うとうとしながら電車に乗ってる。始発駅から乗ってるんで座れてる。

さあ、車内は冷房が効いて寒いくらいだ。はっきり目が覚めへんけど、さっき天下茶屋やったでもう新今宮に着いたか。次は難波終点だ。

あじあん

電車が動き始めた。とたんに急ブレーキがかかる。何やろ? 何が起きた?

立ってる乗客が前のめりに。前の人にぶつかる、何人かは、勢い余って倒れた人もいてる。

倒れて痛がってる人に、座ってる人が席を譲ってあげてる。ええですなあ。

車内放送が流れて、「お客さまが荷物を忘れて下車し、取りに戻ろうとして、電車と接触しました」

ということで、一応何事もなく、確認も終わって、10分かららずに発車した。

やれやれよかった。

てなことで、大阪に着いて、最初の予定が済んで、昼ごはんも食った。とても美味しかった。

次までに少々時間がある。

久しぶりの本屋さんやら、色々廻る。それにしても観光客が多い。

外人さんが多い。

ちょっと歩き疲れた。どっかで休憩したい。喫茶店を探す。

難波界隈はどこも満員。観光客が順番待ちしてる店さえあるではないか。

休憩するにも順番待ちかいと気が滅入る。

あじあん

どっかないかな? 「英国屋」さんが見つかった。

今時の若い人向きのとこではない?んで、わりと空席がある。このチェーン店は居心地がいいんでわりと好きだ。

てなことで一席確保。

ブレンドコーヒーをお願いする。

持って来はった店員の方が、「◯▷□◆・・・%$#」って言わはったんが気になる。

本を読んでたんでよう聞いてなかった。「お代わりをどうぞ・・・」的なことを言うてはったんちゃうやろか?

コーヒーは居心地のようにまったりして美味しい。

長居してしまってる。すると、横の方の席で、「コーヒーのお代わりお願いします」って言うてはる。なるほど、これか。

このお店、何回か来たことがあるけど、お代わり自由は初めてやなあ。こういうサービスを始めたんやね。

わしもお代わりしょうかな?

まよいつつも、言い出せず・・・

てなことで、次の予定へ。

久しぶりの友人と、軽く一杯。

大満足。

本日の予定を終了して電車に乗る。飲んで帰っても座れると爺さんにはとても嬉しい。

橋本駅で高野山行きに乗り換え。最近は外人さんの旅行客が戻ってきて賑やかだ。

電車が来たんで乗り込むけど、外人さんたちはベンチでワイワイと談笑してはる。

「大丈夫かいな? 知ってるんやろなあ?」、

あじあん

余計なお世話やけど気になる。

今日は暑かったけど、気分よく過ごせた。ええ気分のまま、「高野山に行くんですか?

こっちの電車に乗らんとあきませんよ」って声かける。

なんとなくぞろぞろと乗り始めた。

あんまり気にしてはらへんみたいやね。乗り損ねたら1時間待ちって知ってるんやろか?

まあええけど。

てなことで、夕暮れの車窓を見ながら帰る。

なんと言うこともないけど、高揚した気分のまま。

景色も良いかんじだ。

明日も晴れて、暑いんやろなあ。

てなことで、なんと言うこともない、誰も興味ない話でありました。

あじあん

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