あじあんテイスト見つけた、「ケニーアジア」

最近ちょっと気になっている店があった。ちょうどついでができたのでとりあえず
昼飯を食べに行って見よう。
場所は三津寺通りを心斎橋側に入ってすぐ、こんなとこにも寺があると思うその
「三津寺」のすぐ東の路地にある。入ってすぐのところだから外からでも店の名が
見える。
「スープカレーのようなもの、辛いものは大丈夫ですか?」と聞かれる。
カウボーイ帽のような帽子をかぶったケニーさんは寡黙でやさしそう。
「辛さが目当てで来たんですよ。全然問題ないです。じゃあグリーンカレー下さい。
一番からいやつ」
「大丈夫ですよ。調整しますから」
客の好みに合わせて辛さを調整してくれるらしい。
ひまわりの種が出た。「注文を聞いてから作りますから、時間がかかります。
すみませんが、しばらく待って下さい」
美人の奥さんがマレーシアの事やマレー料理の事を話してくれている間にケニー
さんが黙々と料理を作っている。
「この辛さはどうですか?」辛さのテイスティングだ。
ココナツミルクの滑らかな甘さの中に、あの青唐辛子のびしっとした辛さがある。
十分な辛さだが、せっかくだからもっとあじあんになろう。
「もうちょっと、・・・・いやいやもっともっと辛いのでお願いします。
「これでどうでしょうか」
「十分です」きたきた、スープの甘さのおくから、あのビーィンとくる衝撃の辛さ
がやってくる。これぞあじあの辛さだ。
中国の四川料理の麻辣の痺れ辛さもいいし、インドの口がすぼんで頭の先にとおる
ような酸っぱ辛さもいいが、アジアのあますっぱからさも各国各様で味わいがある。
時間はかかるが、丁寧につくるためであれば何の問題も無い。敢えて手間を省く
工夫をしないのがいいではないか。
その為に、気に入るまで何度でもティスティングさせてくれる。
「グルメの押しつけ」でないのが一番うれしい姿勢だ。
海鮮グリーンカレー、野菜もちゃんと入っているし、味付けは繊細で丁寧だ。
それにご飯がすばらしい。もしかしたらこっちが一番かもしれないほどだ。
日本のコメでありながらアジアンテイストがでるよういろいろ工夫されているようだ。
あじあ米独特の軽さ、ふんわりさを感じるのだ。
ひさしぶりに口から頭にかけてあじあが満タンになった。
ありがたいことだ。又、他の料理も試してみないといけない。
辛い料理が苦手な人でも全然問題なく楽しめる店だ。

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店名 「ケニーアジア」
ジャンル マレーシア料理
住所 大阪市中央区心斎橋筋2-7-11 日宝ロイヤルビル1F
電話 080-3828-6968
営業時間 12:00-29:00
定休日 日曜
メニュー 日本語
言語 英語、中国語、広東語、マレー語、日本語