「やっぱりチェロはええなあ」
「タンゴはええなあ」とCDを聞きながら音楽にひたろうと呼吸をととのえて
いたら、
「?」ちょっと音がおかしい。
アンプかスピーカか?我が家のアンプは友人からの借り物だ。最初はプリアンプ
だと思った。
「長い事つこたもんなあ」チャンネルセレクタがおかしくなったのだろう。
いよいしょ修理を頼もうと思い、念の為にもう一度チェック、スピーカが怪しい
かも?
スピーカだったら大変だ。修理できるんかいなあ。必死でネットをみて情報を
調べた。アッテネータの接触不良か?内部のようわからんソケットを引きぬいて
磨いてもみた。それでも変わらない。結局メインアンプだった。
最強のメインアンプと絶対の信頼をおいたいたのがなにかの具合でおかしくなった
のだ。友人に頼み込んで修理をお願いして、更にあつかましくも別のを借りた。
こんどのやつは柔らかいやさしい音がでるやつだ。
「タンゴにあうやないか」
「チェロの音に艶がある」
これもまたすばらしい。
曲は全てピアソラの曲だ。
タンゴというのは情熱的、煽情的、官能的、??
興奮して頭に血がのぼる?
でも肝心な時には血はのぼらずに下がらないといけない。
矛盾してるような。
そんな事はどうでもよくて、やるせないような切ないような調べに耳を
傾けよう。
毎週木曜は映画、音楽、書画に関する話です。