「ラーメン倉庫」で秘境ラーメンを食う。
今年もこの日がやってきた。年に15日だけしかやってない幻のラーメン屋さん。
しかもえらい不便な山の中にある。まさに秘境のラーメン店だ。
秘境とは言え車で行けば、最近は国道480号線が整備されて新しいトンネルができた
んで大阪方面からもとても便利になっている。わしも九度山と大阪を行き来するときは
最近はこの道を通ることが多い。それでいつもこの季節になったらお店の前にちょっと
車を止めて看板を見て今年の開店日を確認する癖がついてしまった。
今年は1月20日(日)らしい。昨年は特例で初日だけ土曜日も開けたらしい。ことしは
どやろと電話で聞いてみたらやっぱり日曜だけらしい。
「開店初日は空いてるで」というのを前にも聞いたんでとりあえずと雨の中行ってみる。
要するに開店初日やったらあんまり人には知られてない、それに雨やったらなおさらや
てなことで10:30頃到着。ねらいは当たったか? 人の数は少ない。
聞いてみたら、今年から時間帯別整理券を発行してるのだそうだ。
それやったら確かに待つ人が分散しそうやと思う。そやけどもう来てしもたんやから
やっぱりすぐの時間帯をえらんでしまう。
そしてやっぱりテレビ局のクルーがいてはる。わしはこの店に来るのは3回目やけど
いつもかならずどっかの局が撮影してはる。それだけ話題性が高いということなんや。
だって、こんな景色の中にお店があるんやもんねえ。
山の向こうは大阪府。
待ってる間に、テレビ局の人がインタビューしてはる。わしらのとこにも来はった。
ドキドキするなあ。適当に答えたけどきっとカットされてしまうやろ。
待ってる人も少ないんで今回は余裕で座ってると11時ちょい過ぎ(30分待ち)くらいで
中に呼ばれた。
これこれ、コンテナを積み上げた倉庫感がたまらなくええ感じではないか?
倉庫で適当に営業してるどころか勿論ちゃんと許可証もある。
マスコミの有名人の色紙や写真も一杯。入ってからも大分待つんで時間つぶしに見て回る
のも良い。
テレビの人もちゃんと順番通り待ってはる。
順番来たら運び方、置き方、食べ方、感想を述べる、いろいろやり直しながらプロの場面を
作ってはる。
大変やなあ。
横目で見ながら待ってると大体30分くらいでわしらの分もやって来た。
あいかわらず素朴でシンプルな醤油とんこつ、正統派和歌山ラーメン。
足してもいない。引いてもいない。とても美味しい。
細身の麺はツルンとしなやかでのどごしがよい。
チャーシューはごくごく普通の分かりやすい味、それがとても良い。
値段は600円とても安い。すばらしいコストパフォーマンスだ。
ちょっとだけ味が濃くなったかな?ごちそうさんでした。
今回はテレビ朝日、「かえれマンデー」とかいう番組だった。
見慣れた自分の顔をテレビで見るのは不思議なもんだ。長々とコメントした
はずやけど話の流れに合わんので一瞬で終わった。他の人のコメントも沢山でていて
横で聞いていた身としてはとても面白かった。
それにしても唯のラーメン食いを一遍のドキュメンタリーのように仕上げるのは
プロのスゴワザではないか。
すばらしい。
店名 「ラーメン倉庫」
ジャンル ラーメン
住所 和歌山県伊都郡かつらぎ町笠田中735
電話 090-3035-0376
営業時間 午前10:30?頃から(受付9:00頃から時間帯別整理券)
1月上旬から4月下旬までの毎週日曜日 本年度分は看板あり
定休日 月〜金
メニュー 無し(ラーメンのみ)
言語 日本語
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ありがとうございました。