中国、廬山&安徽、文房四宝の旅−17、廬山、含鄱口で雨中の日の出、まさかねえ。

廬山、含鄱口で雨中の日の出、まさかねえ。

朝起きたら雨が降ってる。もしかしたらの期待もあっけなく吹っ飛んだ。
これでは日の出を見るのは無理やと誰でもわかる。で、どうしよう。でかけても意味ないか?
でも雲海が見られるかもわからんやないか。雨は断続的やからもしかしたらええ感じの
雲海に出会えるかもしれん。
万一の僥倖に期待してでかけよう。
ホテルのバスに乗るけど途中でストップ。此処から先は、バスが入れないらしい。
ちょうどええときに闇タクというんか乗り合いタクというんか、怪しげな車と人がいてる。
うまい具合に需要と供給が保たれてるらしい。

1台の軽のワゴン車に7人全部入ろう。取り敢えず1台しかないし、乗るしか無いんやったら
無理しても乗ってしまおう。ガイドさんも入れると8人、後部2列やけど痩せた人
ばっかりではない。それでも詰め詰めして強引にはいってしまう。それでも1人入れ
そうもない、どうしょうと思ったら、心配ない、風呂の椅子みたいな、というか
まさに風呂の椅子がでてきて、これで行けるという。なるほど、いつものパターン
なんや。
なんとか全員乗ってしまった。そのまま30分弱ほど走って含鄱口というビューポイントに着く。
含鄱口というのは、眼下に鄱陽湖を見下ろし、対面に五老峰と漢陽峰が見られるまさに
絶景のポイントらしい。そういうところに太陽が登る景色は素晴らしいに違いない。
しかし、この天気では期待はできへん。

まだ暗いし、雨やからほとんど何も見えへん。

けど、すこしずつ明るくなるにつれて山の様子が少しずつ見えてきた。
展望台まで登ってみよう。

上にのぼったら中国らしくお堂の形になった展望台がある。

雨が激しくなってきたんで屋根があるのが助かる。

太陽が出なくても、どっかに雲の向こうに太陽があるはずなんで、いやでも少しずつは
明るくなってくる。
それにつれて霧が晴れてくるときもある。

見え隠れしながらもどんどん変化していくんで結構退屈しない。
悪天候には悪天候なりの風景がある。

しかし晴れてたらどんだけ美しいかと思うととても残念だ。
見てるあいだに寒くなってきた。そういえば昨年雲南省元陽の棚田の日の出を見に行った時も
雨が降って霧が出てたいへんやった。あの時は全く見えへんかったんで今回の方が
ちょっとだけましかもしれん。しかしあの時は室内で待機できたけど今回は外、
降りしきる雨でダウンジャケットを着ててもとても寒い。それに腹が減った。
日の出ということで朝飯の前に出てきてる。これからホテルに戻って、朝飯を食ったら
又観光に出直すのだ。雨の中、気が重い。

中国のビジネスホテル。

もう十年以上前になるやろか、中国で急にビジネスホテルみたいなんが流行りだして
チェーン店があちこちの都市に出来たんでとても便利になった。安くて新しくて綺麗で
サービスも良いというところなしで、会員になればネットで簡単に予約できるし、日本から
でも簡単にそれができた。漢庭酒店などのチェーン店がそれだ。今ではそういうチェーン店が
もっと増えていて、最近は錦江之星というチェーン店を利用することが多い。しかし、
日本からの予約という意味ではかなり不便になってしまった。ネットで予約できても
その確認とかが携帯にくるんで中国に居ないといけない。今や中国は携帯社会やから
携帯でなんでもできる反面、老人や外国人にはどんどん面倒になっていくようではないか。
今回の廬山のホテルは旅行会社に頼んでいたけどたまたま錦江之星だった。
小奇麗で便利、値段もリーズナブルで居心地が良い。

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ありがとうございました。