今年の旅を振り返る-雪の上海、宜興

そろそろ年末なので、今年の旅を振り返ってみようと思う。
まず、1月早々に、上海から宜興に行った。この時、上海は時ならぬ寒さで
朝から雪が降ってきた。しかし、出発時点ではまさかえらい事になるとは
予想だにせず、機嫌好く車に乗って、旅が始まった。しかし、途中の無錫に
あたりでいきなり高速道路が渋滞というよりはストップしてしまった。
日本でもよくあるように、そこから皆、地道に降ろされるのだ。
そこからが大変、雪がどんどん降りしきる中、渋滞の地道を進む。
宜興にたどりつくかどうかも分からない。行っても何も見れないかもしれない。
しかし、いける所までは行こうという旅だった。途中で車はバイクと衝突、
幸いスピードを出していないので怪我はなかったが、どちらが悪いかはうやむやだ。
それがありなのもそういう国だという事だ。

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それで、とうとう宜興に到着。
宜興は紫沙壷という急須の名産地。まずは博物館に行っていいものを見た。
いいものを出来るだけ沢山見ておく事が大事だ。見る眼がないと好いものは
買えない。その後、とりあえず行ける範囲で紫沙壷を買いに行く。
ある店でこの品物に行き会った。
私としては気に入りだ。紫沙壷は使って育てるものだという。それから帰って
一生懸命使い続けている。まだ育ったとは言えない。使ったなという程度だ。
もう少しすると味が出てくるかもしれない。
一昨年、有田で買った唐津の抹茶茶碗も使い続けて2年目くらいから、少し
味がでてきた。まだまだ時間がかかりそうだ。
それで、この字は何と読む?、「君子直楽」?どんな意味だろう?

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