ベトナム、ハノイ、マイチャウ、モクチャウ高原の旅−35、サーリン村、パーコー市場(PaCo Market)へ。

ホコリっぽい地道の坂を登っていくと、段々と市場の気配が濃厚になってくる。
と、いきなり、「ギーギー、ギィー」って甲高い悲しげな声が聞こえた。どうも、
そこらに積み上げてある細長い籠の中から聞こえてくみたい。

なんと其の中には豚が入れられている。生きたままだ。これは何でこんな風にして
売られてるんやろ? まさかペットではないやろ?
買って帰って肥やして食うのか? そのまま食うのか?
豚は危険を察知して泣いているのか? 可愛そうやなあ。

まさかこんな自分の体がきちきちに入るだけの籠の中に閉じ込められて売られて
いくとは思わざりしを。哀れな籠の鳥ならぬ、籠の豚。
パーコー市場の本体のテントは道の左に入って行くんやけど、外の道路上も
十分賑やかだ。

相変わらずバイクにはなんでも積める、積んでる。

魚も肉も、売ってる。

野菜も売ってる。

どれも近辺の村で採れたやつを持ってきて売ってはるんやと思う。売りに来てるんか
お喋りに来てるんかわからんほど楽しそうだ。
こんなん大阪のオバチャンたちと何ら変わるとこは無いんやろね。
ワイワイ、ワイワイ、子どもの話や旦那の話、美味しいもんやら、姑の愚痴話、
なんでもありの盛り上がりなんやと思う。
もし、わしらがここで少々言葉が喋られたらもう巻き込まれてえらいことに
なるんとちゃうやろか。それはそれでとても楽しい良いことだ。
それにしてもこの籠も売りモンなんやろか?
これもの凄う気に入った。帰りに買って帰ろう。
固く決心したのに帰る頃にはすっかり忘れてた。
民族衣装を着た人たちも沢山いてはる。
勿論、手織り、手作り。とても良い。こんな布、買って帰りたい。

皆さんの背中にはバイクが一杯、これで村から荷物を満載してやってきたんやろと
思う。ベトナムのバイクには何でも積めるからとても便利だ。
おや、この布切れは一体何なんやろ?

こういうのはちゃんとした用途があって、そのために大量に造って売りに
来てるんやと思う。
さて、ここはまだ市場の中ではない。
もしかしたら、市場に入れない人たちが勝手に道端でモノ売りをやってはるんやろか?
あるいは、そんなんどうでもええような、適当に自分らの好きなとこに、あるいは
早いもん勝ちに店広げてはるんやろか?
わからんけど楽しそうだ。

サーリン村、パーコー市場(PaCo Market)って大体この辺かな?
ちょっと自信ないな?

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ありがとうございました。