熊野古道、小辺路歩き、リベンジ編−03、水が峰を通って東屋へ。

気分爽快になったところで大滝集落を出る。

熊野古道って登山道ではなくて昔の生活道で日々の買い物や用足しの為に歩いたみちだ。
今でこそ麓に幹線道があるんでそこに道をつないだほうが便利なんは当たり前やけど
そんなんが無い時代は尾根伝いが一番楽で効率がええんで自然と尾根伝いの
道が幹線道路になってたんやと思う。そんな道にしても集落があったら家の庭を
横切るように道がついているのがおかしい。
人の暮らしと近しいのはとてもええけど安全面はどやったんやろ?
どこでも昔は鍵もかけんと寝てた暮らしやったから昔の日本はもっと安全やったんやと
思う。
急な登りに息があがる。足の調子は良い。これで大丈夫だ。(実はそれは甘かった)
暫く歩くとコンクリートの道に出た。

高野龍神スカイラインだ。このままこの道を歩かんとあかんのかと思うとぞっとする。

 

もう12時近い太陽は照り返しが強烈だ。逃げようのない暑さが襲ってくる。
トボトボ歩いても体力を消耗する。このまま道路は和歌山県から奈良県に入って、
又和歌山県に入ってと県境を行ったり来たりしながら時々とおる車を横目にひたすら
舗装道路を歩く。

切り開いた分、眺めは悪くない。時々遠くの山が綺麗に見える。

これで涼しい風が吹いてくれたら少しは救われるんやろけど熱気ばっかりだ。
立里大荒神の鳥居が見えたらやっと林間の道に入れそうだ。

やれやれ、けどここからまた急な上り。

前回はここで昼飯を食ったけど、今回はもう少し先まで行こう。

急坂を喘ぎつつ登る。
恐れていた足指がまた痛くなってきた。ええかげん登り飽きた頃水ヶ峰集落跡に出た。

今は見る影もないけどここに大きな集落があったのだ。

一息入れてから又歩く。

あらあら、又、コンクリートの道だ。こんどは林道タイノ原線を歩かんとあかん。
もう舗装道路はうんざりやけど仕方ない。

痛い足を引きずりながら熱気の中を歩く。時々見える山の景色だけが救いだ。
新しげな砂防ダムも見える。何年か前の台風で大きな被害があったんで色々対策してはるんやと思う。

やっと向こうに「東屋」の展望台が見えてきた。

ここで昼飯を食って休憩しよう。木陰ではないけど屋根があるんでやや涼しい。
展望台というだけあって遠くの山が眺望できる。

どれがどの山かはわからんけどエエ景色だ。

大体このあたりが今日の行程の最高点あたり、約1000メートルくらいのところだ。
飯を食いながら、前回ここで休憩してたらフランス人が追いついて来たなあ、
身長メートルはあろうかとう大きな人でえらいスピードで歩いてはった。
今年も外人さんに出会うんかなあなって喋ってたら、「ハーイ、コンニチハ」って
元気が声が聞こえた。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。