ベトナム、ハノイ、マイチャウ、モクチャウ高原の旅−24、Mong Phu Temple(モンフー寺)へ。

日陰の風が通る部屋でトロトロと眠ってはるお婆ちゃんを見てるとこっちまで和んでくる。

結構古い大きな農家だ。ここも観光ポイントにはなってるんやろなあ。
大きな瓶が並んでるんは、昔の名残の飾り? お酒? いや、お味噌みたいなのを
発酵させてるのだそうだ。独特の香りがあたりを漂っている。

決して悪い匂いではない。
ところでこの果物は何やったかな?

南方に来たらいつも見るんやけで名前を忘れた。
庭にこんなんがあったらええなあ。いつでも甘くて大きな果物を食べられる。
庭の隅には大きな鳥かごというよりは鳥小屋がある。

こういうのは余裕のある暮らしの証なんやろか? 中国やベトナムでは鳥を飼う、
というより鳥を愛でる、というよりおのれの鳥を自慢するという風習があるらしい。
何か言うんかと待ってたけど何も言わへん。ベトナム語で話かけへんからかもしれん。
外に出ると木陰がなくなった。

とても暑い。とにかく暑い。日差しの中を「Mong Phu Temple(モンフー寺)」とやらに
向かって歩く。

大きなお寺だ。瓦の屋根が美しい。低い屋根に長い建物というんが特徴なんやろか?

というか村の集会所のような? あるいは道教の社のような?

お寺らしくない建物だ。あちこちに漢字が書かれているんで中国の影響で造られたのには
間違いない。
静かやけどこのクソ暑いのにわしら以外にも観光客がいてはる。あんまり入り混じり
たくないんでかなり離れて行動する。
中に入るとお寺の本堂らしくなった。

広い板張りの部屋に風が吹き抜けて気持ちがよい。

すっかり塗りがはげた柱が並んでいるけどそれが返って厳かさを作っているように感じる。
おぼうさんがこちらをちらりと見ながら瞑想の準備をはじめた。

仏さんやお飾りが日本のお寺のようではないけど、お堂の奥で端座する坊さんが
静かで静謐な雰囲気を創り出している。

大きな声を出さんとしずかに歩こう。

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ありがとうございました。