ベトナム、ハノイ、マイチャウ、モクチャウ高原の旅−06、古都ホアルーへ。

ハノイから南に走る。ニンビンを過ぎて更に南に進む。大体2時間くらいで着いたかな?

乾季のベトナムはえらく暑い。35、6度程もあるんとちゃうやろか? 日本も暑く
なったとはいえ体はまだ春を過ぎたばっかりだ。駐車場から歩くにも結構こたえる。
トボトボ歩き始めようとしたらわらわらと人がよってきた。
わしらが人気があるわけでもなんでもない。カモが来よった。いやお客さんが来たと
いうわけだ。皆さん菅笠を、ベトナムではノンラーって言うらしい、わしらに差し出して
くる。もちろん買えというわけだ。言葉は通じへんけど40000ドンって言うてるみたい。
ということは約200円だ。わしの友人たちは次々と買っている。たしかにこの暑さやから
良い買い物と言える。
わしを含めて買わんかったひともいる。
駐車場をぬけると橋がある。

古都ホアルーの古都だった時代の宮殿に行く橋がある。
又別の彼らがやってきた。こっちは1ドル、1ドルって叫んでる。あっちより安く
売ってるという意味ではなさそう。なんとか通じる言葉で、買う気を呼ぼうと
あの手この手で頑張ってはるだけみたい。
ちょっとだけ気持ちは動いたけど先に進む。
今度は門の方からカメラマンが突撃してくる。

緊急取材を受けるような大物はおらへんでっておもうけど、やたらバシャバシャ真正面から
撮ってくる。カメラマンというよりはそこらのおばちゃんみたいな感じやけど持ってる
カメラは結構本格的な望遠レンズがついた一眼レフだ。すごいなあと思いつつ、
勝手にわしらを撮るのはやめてんかと思う。何の狙いがあるかはこの時には気が
つかへんかった。ホアルーの遺跡はなかなか興味深い。中国そのものだ。1100年頃って
言うから日本では平安時代、中国では唐の時代か?
ベトナムに来て中国を感じるのは珍しい事ではない。ベトナムはずっと中国から
歓迎すべからざる訪問、進出? 侵略? 支配? を受けつづけた歴史があるようだ。
そして初めての王朝、ディン・ティエンホアン王朝の廟も漢字の入った中国様式だ。

入り口門の前の道路には綺麗な赤い花が咲き乱れている。

これが火炎樹の花なのだそうだ。南国ならではなんやね。
では中へ入って行こう。

瓦屋根が独特の雰囲気でとてもいい感じだ。

よう見たらとても精緻な造りになっている。
そのうえに背景に見える裏山がとてもいい感じだ。
廟のなかでも火炎樹が綺麗に咲いている。

奥へ奥へ入って行く感じは中国や日本のお寺によく似てる。前にフエの宮殿や廟の
跡もあちこち行ったことがあるけど基本の様式は同じみたいだ。
つまり中国的な考え方で建てられているということだ。

それはええけどこんなちっちゃな瓦で瓦の用が足りるというのはすごい技術と違うん
やろか?
それにしてもさすが南国、綺麗な花が一杯咲いている。

わしは無粋なやつやから花の名前はようわからん。

遠くをみると山の形がとても面白い。

ポコポコしててカルスト台地特有の形をしてる。こんなんって、例えば中国の桂林が
有名やけど、地形が連なるあたりにあちこちにあるようだ、そして貴州省、雲南省など
を通ってベトナムまでやってきて、ハロン湾やこのあたりまで連なってると考えたら
あかんのやろか?
このままどんどん行くと、鄙びた村なんかがありそうでとても気になる。

廟の見学もええけどそういう村を訪れるのもええやろなあ。

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ありがとうございました。