中国の人達と奈良、金沢へ-05 奈良公園から宇治の平等院へ

「では、8時半に出発しましょうか」
今日も奈良だ。しかたない。
しかし、今日は奈良公園の周辺で殆ど用が済みそうだ。
「さて」とカーナビをセットする。最近は、名神高速道路、京奈和道路以外に、
京滋道路や第2京阪など新しい道路が一杯できていて、どういったら一番効率が
いいのかさっぱりわからない。しかもこのカーナビには新しい道路は入っていないのだ。
「まあ、適当に行くか」
毎日天気はいいが、暑い。中国の人もかなわんやろなあ。
杭州はもっと暑いから平気なんかなあ。
くだらない事を考えながらでも、しっかり前を見て運転しているから大丈夫だ。
まずは東大寺だ。初めてだったらここは外せないだろう。
中国にも楽山大仏という崖に彫った大きな仏があるし、竜門石窟や雲崗石窟などにも
大きな石仏がある。それはそれですばらしい文化遺産ではあるが、東大寺の大仏も
負けないくらいすごいのだ。きちんと大仏殿があって、その中にあの巨大な
仏が鎮座しているという事をしっかり見て貰いたいものだ。
そう言えば、もう2時間近く経つ。
「やっぱりなあ」昨日の法隆寺もそうだったように、興味あるものに出会ったら時間を
忘れてしまうのだろう。
今日はゆっくりして下さい。
それで、後は、奈良国立博物館に行って、その後、興福寺に行くという。
「それなら、車を駐車場に入れて、私はどこかで時間をつぶしてます」
ということにした。
これだけでかなりの時間がかかるだろう。
日本の文化だ。ゆっくり見て頂こう。
「終わったから昼飯食おか」と連絡があった。もう1時を回っている。
それでゆっくりご飯を食べ終わると、
「奈良はもうええ」と言う。「もうええんですか?」
次に処の方が興味があるから、そこでゆっくりしたいようだ。
「では、宇治に向かいましょう」
平等院鳳凰堂は私も初めての所だ。ナビだけを頼りにいかないといけない。
今度は私も一緒に入ろう。

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