秋になったからボサノバでも聞こう

  • 2009年9月17日
  • 音楽
  • 2人

ジョイス、「宇宙飛行士~ソングス・オブ・エリス」
「エリスに捧げるサンバ」から始まる。
Clarao luar vulcao・・(眩しさ 月光 火山・・・)
いきなり高い透き通った声がつきささってくるかのようだ。
そして静かでゆっくりだがボサノバのリズムが心地好い。
よくあるボサノバのささやくようなつぶやくような、そして
ちょっとアンニュイな感じとは違って、ジョイスの歌声は力強くて
明るい。
このアルバムはブラジル音楽を引っ張ってきた「エリス」に捧げる
アルバムになっていて、殆どすべてがエリスが歌ってきた歌だ。
タイトル曲、宇宙飛行士といっても、いなくなった彼女は小鳥なのか
風になったのかもしかしたら宇宙飛行士かもしれない。
そんな歌だ。
有名な、「或る女」がある。「オリエンテ」が素晴らしい。
そして最後の、「三月の雨」はアントニオ・カルロス・ジョビンと
エリスのデュエット曲を歌う。
詩情豊かで、切れ味のするどいジョイスの歌声がすばらしい。
聞いていて想い出した。
雲南の数千もの棚田を雲海が蔽っていて、
日の出前の薄暗い中、突然、朝日がさして、少しずつ明るくなり、
雲海も薄れてきて、田圃が輝き始めるのが見える。
それから、鳥の声や人の声が聞こえ始めて生活のにおいがしてくる。
静寂だけど豊穣だった。
あそこに又行きたいなあ。

ongaku090917

毎週木曜は映画、音楽、書画に関する話です。