例えば、中国やタイやインドネシアなんかで、カラオケなんか行って、「歌うまいねえーー」とか、「かっこいいねえーー」とか「社長!」とかおだてられて、もてた気になっている間はいいのですが、だんだん、深みにはまって行く話しもよく聞きます。
「お父さんが病気なの・・・・」とか「お母さんが具合が悪くて・・・」とか、「国では子供が困っていて・・・」とか、どんどん難しい話が出てきて、どうしても貴方の助けが必要という事になって、
それが又嬉しい時もあったりして、どんどん深みにはまって行くのだそうです。
それで、うまくいって幸せになる人もいるし、
騙される人もいます。大きく騙されるとテレビで騒がれている、あのチリの事件のようにあるし、小さなものは星の数ほどあるのでしょう。
ポルトガルのファド、暗くて重い歌ばかりです。普通は避けて通りたい。
でも時には、ついじっくり聞いてしまう。そんな歌です。
フラメンコのバックで歌われる歌なんかとも共通の物悲しい、情念の叫びがあります。
どうにもならない悲しさに思いをはせるのはたまにはいいものです。
痛みを分かる心は必要です。
でも、ついついえらいところに入っていってしまったという事にならないよううに。
入り口を間違えないように。
行き先を間違えないように。
気をつけましょう。
アマリア・ロドリゲス、「暗いはしけ」
帰らぬ恋人を待っている。
死んでしまったはずなのに。
もしかしたら・・
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