高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-49、猿の寺(スワヤンブナート)へ

さて、エベレスト街道から帰って1日呆然と寝て過ごしたような気がする。とりわけ
強烈な難所があったというわけではないんやけど、空気が薄かったし、距離が長かったし、
高低差も結構あったしと言い訳を並べてみるとやっぱり疲れていたということなのだ。
一晩寝たら疲れはとれたみたい、かな? 足腰はギクシャクしてる。まあ、今日一日
普通に過ごせそうではある。で、今日は予定どおり「Mustang Thakali Chulo」の
ミランさんに案内してもらって、まずは「スワヤンブナート」というお寺に行く。
ネパール最古の仏教寺院と言われているらしい。

ここは猿の寺ということでも有名らしく伽藍の中に一杯猿がいてるらしいのだ。
ところで今日の朝飯は、宿代に含まれてるとのことやったんで無理に外には出ないで
ホテル内で頂いた。

なかなか元気の出る朝飯ではないやろか。

今日1日頑張ろう。

まず車のあるところまで歩いていく。カトマンズの朝が始まっている。

どこも同じアジアの朝だ。

なかなかええ感じではあるけど、地震の爪痕も各所に見られる。

早く完全復興してもらいたいものだ。
で、車に乗ったが、なかなか市街地を出られない。朝の渋滞を根気よく乗り越えて
先に進む。やっとスワヤンブナート寺院に着いた。
なるほど猿が居てる。

小高い丘の上にあるお寺で、所謂名刹らしく参詣客と観光客で大にぎわいだ。
丘の上やからいきなり結構な階段がある。もう登るんは堪忍やと思いつつ、ちびちび
登る。
カトマンズの街が一望できる。大きな街だ。地震の直後はもっと酷く倒壊したところが
多くあったんやろなあって複雑な思いで眺める。

中央に立派なストゥーバがそびえていて、知恵の眼がにらんでくるけど、わしは何も
悪いことしてへんから問題ない。一点の曇りもない。どっかの政治家みたい。

地元の信徒やお坊さんたちが敬虔にお参りしてはるよこでわしら観光客はカメラで
パチパチするだけ、

そんな中黙々とマニ車を回しているお坊さんがいてる。

これは右回りに回しながら歩かんとあかんらしい。
団体の信者さんたちがいる。チベット仏教のお寺らしい。そいえばタルチョが
はためいている。聖地やから各国から信者がお参りにくるのだろう。

ブータンから来てはるらしき人たちもいる。

ブータンって幸せの国って言われてていつか行って見たいって思ってたんやけど
中国とインドに挟まれて国際的には色々悩ましいことも多いみたい。ジリジリと
中国が国境内に実効支配を進めてきてるみたいでアジアの海で起こってるような
ことがヒマラヤ山系の山のなかでも起こっていると聞くと悲しくなる。
時には、ほんまに仏教の寺? って思うような偶像的なやつもあるし、あちこち
赤い粉が塗りたくられてるけど、ここもやっぱり混ぜ混ぜなんやろか?

なるほど猿の寺と言われるだけあって、あちこちにお猿さんがいてはる。

牛と同じようにここでは猿も信仰の対象なのだそうだ。
そのせいか偉そうにしてる。

スワヤンブナート寺院

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ありがとうございました。