この店、相変わらず近くて遠い。爺さんやからあんまい飲みに行かへんのと、
堺の家から比較的近いはずやのに交通の便がよくないからもある。しかしまあ、
なにがどうなってても行く気にならんと行かれへんのだ。
で、この日はとうとう行く気になって、南海高野線で堺東まで行ってそこから
歩くというコースを選んだ。雨がぽつりと来たけど傘を持ってない。このまま
降らずにがまんしてくれと祈りながら先を急ぐ。
飲み始めるには少し早い時間なんで途中、途中の居酒屋さんもまだ開いてないか
お客さんがいないか、賑やか感が殆ど無い。
そのまま商店街を少し抜けて右に曲がると、アジア屋台風のビニールシートが
見える。あいかわらずそそられる外観だ。
時間が早いんで先客は1組だけ。ずずっと奥に入る。それはええんやけど、どんどん
席は埋まって行くんで出るのが難しくなる。
とりあえずビールをいただく。
みてるとお通しをあっためてはる。これがまたすごい。
ミネストローネみたいな具沢山のスープだ。爺さんはこれだけで腹一杯になって
しまいそう。しかも美味しい。野菜がぐだぐだに煮込まれてええ甘みと出汁に
なっている。あてはいらんなあと思いつつそうもいかんと思う。
ビールをハイボールに切り替えた後、マグロの刺身を頂く。
新鮮でおいしい。
酒がいくらでも飲める。といいつつほどほどにする。お客さんが次々と来始めたんで
注文がどんどん入る。それを見てると自分も頼んで食べてる気になって来て、
その気分をアテに飲んでしまってるらしい。合間をみてわしのも頼む。
ここの揚げ豆腐は素晴らしく美味しい。
豆腐を切って目の前で揚げてくれるんで熱々でほかほかジュルジュルでふわふわだ。
ここの料理は美味しいんでまだまだ色々頼んで見たいんやけど、他人のアテを見ながら
飲んでるうちに酔ってしまった。爺さんは酒に弱いのだ。
で、そろそろ締めのカレーの分のお腹を使わんとあかん。
カレー下さい。
これが又素晴らしく美味しい。
「カレーの味変わりましたか?」と聞くと、「チキンを使ってちょっとコクがでましたか?」
とおっしゃる。コクもあるし酸味も強く、わし好みだ。
スープの中でホールスパイスがガシャガシャと口に入る。
これが居酒屋さんのカレー?と驚くほどの完成度やんか。色々研究してはるみたいやから
どんどん変わっていくんやろか。楽しみやなあ。
盛り上がる前に締めてしまったけどお腹は一杯だ。
ご馳走さんでした。
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ありがとうございました。