九度山で隠れ家暮らしを始めるに当たって薪ストーブに拘って探した話をした。
その時同時に、薪で焼くピザ窯も欲しいと思っていろいろ探してみた。
残念ながらロケットストーブの原理を使ってやってるピザ窯というのは見つから
なかった。それはそうかもしれん。ロケットストーブの原理でピザ窯を作ると
かなり大がかりになってどうも無理そうだ。しからば普通の薪窯で探してみよう。
いろいろ調べてると薪窯キットというのがあった。自分でできるかなって心配
したけど大工さんがついでにやってくれるということになった。ありがたい。
で、設置は簡単に(自分でやらへんから)できたけど使い方がようわからん。
暑い夏は練習する気もしなかった。
けどやっと寒い冬がやってきた。
もうやらんとやる時ないで。
と自分で自分を追い込んでとりあえずやってみる。なんでためらってたというと
どうしたらええかわからんからだ。マニュアルは超簡単、薪を燃やして奥へ突っ込む
だけ、ネットや本をみてもしっくりは理解できへん。やっぱりやってみるしかない。
1回目は取り敢えず火を燃やすだけ。
やっぱりようわからん。
2回目は一応ピザ生地も用意して本気モードでやってみる。
一旦入り口に薪を積んで火を付ける。煙突は入り口の上にある。
すぐに火がついて煙突に向かってごうごうと吸い上げられる。ええ感じだ。
本格的に燃え始めたら燃えている薪全体を少し奥に突っ込む。とにかく窯全体を
熱くせんとあかん。350度~400度位になるまでに丁度ええくらいに燃え切って
しまう薪の量を把握したいと思いつつ薪を足していく。
段々とええ温度になってきた。
しばらくすると真っ赤な熾火の部分が増えて来た。こうなると一気に薪と熾火を
奥に押し込んでピザを焼くスペースを作り始める。
薪を足す。ええ感じだ。温度計が少しずつ上がっていく。
350度位で安定してきたら、ぐいぐいっと燃えてる薪と熾火を一番奥に押し込んで
しっかりとスペースを作り、灰も除くか押し込むかして綺麗にする。
足りなそうやったら薪も追加する。
頃はよしと見たら、ピザを入れる。ピザは数十秒か1分で殆ど焼けてしまう。
それを見てるのがおもしろい。
次々にピザをいれて焼く。
油断したら直ぐに焦げてしまう。
火力が落ちてきたら又薪を追加すればいい。火力を保ってる限り何枚でも焼ける。
食い過ぎに注意しないといけない。
で、食い足りても火は残ってるんで、残りの火力で肉を焼いたりもできる。
温度が下がっていくのにあわせていろんなものを用意しておけば効率よく
窯を利用できる。
パンなんかもできそうだ。タンドリー窯みたいにも使えるんやろか?
こんな感じで本番を2回試してみた。
課題はまだまだ沢山ある。
打ち粉をちゃんとしないとピザがすぐにくっつく。
具の量と皮の厚みのバランスを考えないと皮だけ先に焼けて焦げてしまう。
その他いろいろ。
まあ何もお店をしようというわけではないんで何事も自己流、適当でいい。
やりながらコツをつかんでいこう。
火の加減はなんとなく分かって来たような気がする。
何にしても火遊びは面白い。
色々楽しみが増えたようだ。
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ありがとうございました。