最近、能、特に夢幻能といわれるものを見て見たいという気もちが日に日に強くなってきた。
それでネットでいろいろ探していると、「上方伝統芸能ナイト」というのがあった。
其の名の通り、上方伝統芸能を紹介するイベントだ。
しかもその中に、「井筒」がある。見たかったやつだ。
「これええやん」と早速申し込んだ。
場所は谷町4丁目、山本能楽堂だ。場所もいい。期待をそそるではないか。
とりあえず夕方だ。谷町4丁目だから地下鉄に乗って天王寺で乗り換えればいい。
地下鉄に座って、ついうとうと、
「あれっ、確か今天王寺って放送してた」
久しぶりにやってしまった。居眠りで乗り過ごしだ。次の駅で引き返すか?
いやいやそんな必要はないのだ。ちょっと遠回りだが本町までいって、中央線に
乗り替えたら、2つ目が谷町4丁目なのだ。
リカバリーできたが、だれもほめてくれない。
場所は山本能楽堂。歩いてすぐのところだ。1番安いBエリアの席だ。
かぶりつきではないが全体が見渡せる2階席がいいだろうと上にあがる。
座布団に座って2階正面から見れるのでこれは良い席だ。
晩飯代わりに、おこわとお茶がついている。
なかなかおいしい。
ここまで十分盛り上がって始まった。
今日の出し物は、浪曲と御座敷芸と能と落語だ。
「こんなに盛りだくさんで大丈夫かいな?」と思ってしまう。
「全部中途半端やったらいややなあ」
浪曲は「番町皿屋敷」、岡本綺堂原作だと言っている。こんなとこで岡本綺堂がでてくる
のか余計期待するなあ。しかしちょっと時間不足ちがうのかなあ?
御座敷あそびって、御茶屋遊びの事らしい。粋な世界をたまに垣間見るのはいいのかもしれ
ないが、えらい時間とるなあ。外人さん相手にこれでもりあげようっていうんやな。
次は楽しみの能、「井筒」だ。
「????」、「えっ途中から始まってるやん」、「シテしかおらへんで」
えらいダイジェスト版だった。こういう盛沢山で期待するのが間違ってたたんや。
落語、まあ普通やね。
「井筒」につられて行ったけど、こういう紹介モノはそれなりとおもわないといけない。
大きく期待してはだめだということだ。
今回の収穫。おこわが美味しかった。
上方伝統芸能ナイトに行った
- 2010年7月10日
- 芸術イベント、映画など
- 2人