もう何遍目やろ。またまたついつい土塔の「ぜにや」にうどんを食いにいってしまった。
いついっても混んでいて並ばなあかんから、「いややなあ」と思うけど、忘れたころ
又、食べたくなってしまうのだ。
「きょうはこんなに天気が悪いさかい、待つ人はすくないやろ」
いつもコンディションの悪い時ばかり狙っていってる。
「台風の日はすいてたなあ」
小さめの普通車でも曲がる時は切り替えさないと一回では曲がれない路地を入ると、
おっちゃんが待っていて、数台入れる駐車場に実にきちきちに効率よく入れるよう誘導
してくれる。お互いに協力したら沢山いれれるのだ。
やっぱり行列は殆どない。
じきに入れたがこれで安心してたらいけない。入って注文してからうどんがくるまでの
待ち時間が又長いのだ。
ときどきタイマーが「ピピッ」と鳴るのが聞こえるから、足ふみしてしっかり腰を作った
うどんをきちんと時間を測って茹でているのだ。
それはそれで納得するのだが、長いのは長い。
こんな住宅街の真ん中の交通の不便なところで、探しても分かりにくい場所にあるのに
いったいどんな人がいつも来るのやろと思うが、見まわした感じはやっぱり殆ど常連
さんだ。という我々も常連さんに近いだろう。
今日は、何にしよう。
「ごんぎつね下さい」天麩羅とあげのうどんだ。
結構いろいろ食べつくして、選ぶのは普通のうどんになりつつある。
大分本が読めたが、やっときた。
特別出汁が旨いわけでもないし、格別うどんがすごいすごいというわけでもないけど
やっぱりなぜかおいしくてつい通ってしまうのだ。