九条に行く時は、地下鉄九条駅南側の商店街を途中から右に曲がって、シネヌーボー
と言う映画館に行く場合が多い。こんかいは反対の左に曲がる。ちょっと行っ
ただけでえらい妖しい。玄関が開きっぱなしの家があちこちにあって、中では
綺麗なお姉さんが溢れんばかりの笑顔で手招きしてる。「あれっ、あんな知り
合いおったかな?」と一瞬思たりするけど、そんなわけはない。実はこのあた
りは有名な松島〇〇というところらしい。そっちに用があるわけではないんで
ドギマギしながら店をさがすがなかなか見つからない。どうやら路地を一本ま
違えたらしいんやけどこの雰囲気では焦ってしょうがない。
一筋向こうの道を探して、やっと、目指す店を発見。
たどりついてみれば至って普通の店だ。当たり前やけど、ほっとする。
と言うよりは、ヒマラヤ感満載だ。山の写真が一杯掲示してある。聞いてみる
とご主人も奥さんもネパールのヒマラヤトレッキング経験者らしい。今日はお
られないご主人が最近行かれたらしい。
今度はトレッキングに挑戦してみたいと思っているんで、いつか、じっくりお
話を聞きたいと思う。
で、注文はメニューを見るとタイ料理などもあるようやけど、やっぱりネパール
の写真を見たからにはダルバートにしよう。写真を見てるとネパールが懐かしい。
周りを見ると、殆ど常連さんばっかりだ。「いつもの」という感じでダルバート
を注文してはる人が多いけど、タイ料理を食べる人もいる。
この街角食堂っていう佇まいと、アジアンな料理と外の風景を併せるとかなり
の異空間にいるなって気もしないではない。
他のお客さんからは、「大盛り」とか「お代わり」とか言うことばも飛び交っ
ている。
そのうちわしの料理もやってきた。
成る程、美味しそう。今、大阪で流行ってる凝りに凝ったスパイスカレーとは
違ってごく普通のネパールの家庭料理のようなカレーだ。ネパールで家庭料理
までは食ったことはないけどそんな気がする。
カレーや副菜を少しずつご飯の横にとってきて、混ぜながら食べるとネパール
で食うカレーのように素朴なしっかりした味わいが伝わってくる。それでいて
やっぱり日本人のつくる丁寧さとかまろやかさとかが加わって格別の美味しさ
になっている。
終わり近くなった頃、「お代わりしますか?」って聞かれた。
ネパールでは、肉以外はお代わりできる店が多かった。そういう感じかなって
思ったら、「基本、フルセットお代わりできるようにしてます」と言う。
なんと、同じモノがもう一回食べられるということなのだ。それで皆さん、お
代わりって叫んではったんやとわかった。
わしも、カロリーの事を考えて一瞬怯んだけど、やっぱり折角やからと思い直
して、「全部を少ない目で」お願いしますと言ってしまった。
でも、少なめと言うてもこんなにある。
すごいなあ。
ご馳走さんでした。
又、トレッキングの話を聞きに行きたい。
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ありがとうございました。