相変わらず、月に2度くらいは水墨画の練習に京都、東山三条あたりに行って
いる。それで終わったら友人達とランチをするのが楽しみだ。お絵かき目的か
ランチが目的かはようわからへん。できるだけ新しい店をと知恵を絞るけど、
いつもええとこがみつかるとは限らへん。しかも再訪したいって思う店も意外
と少ないものだ。新しいとこばっかり追い求めるとこうなるんかも知れんけど
美味しかったらどこでもええんではあるけれど、いつも同じとこはあんまり気
すすまないのだ。
今回はちょっとお勧めのお店を見つけたような気がする。
ずっと前にテレビ番組かなんかでやってて、それが東山三条あたりにあったん
で気になってたんでこの日を機会に行って見たのだ。
東山三条の交差点を東に一つ目の交差点、古川町通りを商店街と反対の北の方
に進む。暫く歩くと、左手に? あるはずやけど、ようわからへん。えっ?
確かこの辺りのはずやけど? って地図を見直す。間違いない。
ようみたら、普通のお洒落な住宅と見まがうようにひっそりと、「ラ・プティ・セヌ」
という看板があった。隠れ家的な店でいきなりええ感じだ。
中に入ると、寡黙なシェフが迎えてくれる。
最初は怒ってはんのかって勘違いするほど堅い感じなんやけど、やっぱりシャイ
なんやろか? 寡黙な性格なんやろか? 美味しいですよなんて言うと、ニコリ
と笑ってくれたりする。
愛想良さより味の方が大事なんは当然のことだ。
で取り敢えずとビールを頼むとハートランドビールがでてきた。
昔、いきつけの居酒屋でハートランドビールを使ってる食べ物屋さんは味がわ
かってるって聞いたことがある。それがほんまかどうかはわからへんけどこの
ビールがおいしいのは確かだ。
そやからやぱり料理に期待する。
まず、サラダと
パンがでてくる。
パンも美味しい。
お料理は、1200円のランチセットのなかで「豚すね肉の煮込み」というのを頼
んだ。
とても美味しい。すね肉特有の癖がないわけではない。その癖がまさに味わう
べき味わいであるかのように調理されているように思わせるのだ。
後日、これに味を占めて、再訪してしまった。
やっぱり物静かなお店だ。
お喋りが似合わへん。
この日はランチセットから、「鯛のポワレ?」やったと思うけどそういう名前
のやつを頂く。
これも美味しい。ソースのおいしいフランス料理ではあるんやけど鯛の旨味が
きちんと生かされているように思えた。
静にご馳走様って言って、
寡黙にありがとうございますって言ってもらって
帰ってきた。
街角の隠れ家のようなプチフランス料理屋さんだ。
寡黙でシャイなんかも知れんけど、その自信のほどは壁一面に手書きで書き出
された膨大なメニューの数々でよくわかる。
夜に大事な人とワインかなんかでお料理を頂くとええんかも知れませんぞ。
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ありがとうございました。