「おいしい珈琲の店を見つけたい」という気持ちは続いている。そういう目で
見ていると美味しい珈琲を飲ませる店が少なくなったなあって実感するからだ。
珈琲やお茶に目が無いわしは、今更ながら愕然としたのだ。
それで時々ついでがあったり、ついでを作ってそんな店を探求してみようと思
う。そんな中で気がついたのは、確かに元有名店で無くなっていく店もあるけ
ど、新たにこだわりの店が出来てる時もあると言う事だ。
これはうれしい。そういう店を見つけたい。
ある日、「歩いてめぐる大阪本」を見ていたら、そういう店らしき珈琲店が出
ていた。その一つがこの「HIROFUMI FUJITA COFFEE」と言う店だ。
自分の名前を店名にされたんやろか?
どんな店やろ?
期待を込めて行ってみた。地下鉄森ノ宮を降りて1番出口から長堀通りへ出る。
西に向かってあるいてすぐ、最初の道を右に曲がる。
すぐに上り坂があるんで向こうが見通し難い。通りから店が見えないんでわし
は行きすぎてしまった。
坂を登り切ったところの右側に明るいガラス張りの店が見える。
お洒落な外観ではあるけど、近寄りがたい風ではなくて居心地が良さそうだ。
コーヒー豆だけを買いにくる人も多いらしく、そういうざわめき感が居心地良
さを作っている感じだ。
席についてメニューを見る。
珈琲で500円前後というのは高いなあとも思えるけど、おいしい珈琲やったら
それもええかとも思える。しかも200円でお代わりできるって書いてある。
珈琲の説明も丁寧だ。
さて何にしよう。
下の方まで見て、「ケニア」と言うのが目に付いた。いつもグァテマラとか、
ブラジルとかキリマンジャロとかちょっと苦みと酸味が強い系のを飲んでるけ
ど折角やからここでしか飲めないやつがあったら嬉しい。しかし、この説明を
見てるとどれを選んでも初めての味かもしれんとも思う。
期待が持てる。
それで、「ケニア」を頂くことにした。
おいしい。
とてもおいしい。
感動的においしい。
さわやかな爽快感が口中に広がる。酸味もコクもあるけど強すぎない。
実に程よいバランスだ。ぐいぐい飲んでしまうのがもったいない。
ゆっくりちびちび味わおう。
冷めてきても殆ど味わいは変わらない。
こんな珈琲初めて飲んだ。すばらしい。
珈琲の選定も凄いんやろうけど淹れかたがポイントなんやろと思う。
この店はネルドリップで淹れているらしい。わしもネルドリップが一番やと思
ってるけど最近は面倒なんでやってない。
しかもわしが拘ってやったようなやり方よりも、もっともっと丁寧にノウハウ
を込めて淹れられているみたいだ。
又、行ってそのこつを少しでも教えてもらえたらと思う。
同じでなくてもちょっとはいけるやつが出来るかもしれん。
すばらしいお店だった。ご馳走さんでした。
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ありがとうございました。