京都で篆刻展

月に2回、京都へ篆刻を習いに行っている。篆刻というのは石に印を彫るやつ
だ。書や水墨画、日本画に落款印を押すときに使う。元々水墨画をやってるん
で、やるからには自分で印を彫りたいもんやと無謀にも自己流でやっていた。
その後、少し習ったりもしたけどあんまりええ先生に巡り会えなかった。
有るとき友人の紹介でその友人が習ってる篆刻教室に参加させてもらったら、
やっぱり基本をきちんと習うのが一番やとわかったんで、それからもう2年程
続けてる。とは言うものの中々上手にはならへん。根がええ加減な性格やから
丁寧にはできへんのだ。
篆刻というのは、まず印稿って言うて紙に下書きを作るのだ。これが一番大事
で印稿が出来たら90%はできたようなもんやと言う。普通は2倍くらいの大
きさで作っておいて縮小して使う。この印稿を石に転写してその文字を彫り出
して行くのだ。文字が浮き上がるように彫る(朱文)、文字も部分を彫り込む
(白文)の2種類があるけど、輪郭線を外からなぞるか内からなぞるかの違い
ということなのだ。
ちびちび輪郭線に迫ると時間がかかる。一気にやるとすぐ出来る。
しかし、老眼で見えにくい上に細かいから、「おっとっと」という声がすぐに
でて、切りすぎ失敗になる。それでも強引に仕上げてしまうから綺麗にはでき
へんということなのだ。
この教室では、2年に1回、生徒さんの作品を集めて展示会を開いているらし
い。前回は入ったばっかりで話にならへんかったけど、今年は大胆にも出して
みようと思った。
幸い、篆刻印だけやなしに、字を書いてもええし、絵を描いてもええ。
それなら絵でごまかそう。

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と言う事で篆刻展が始まった。
作品はえらい仰山ある。同じ先生があちこちで教室を開いてはるから、その合
同展になる。80人くらい出してはるんとちゃうやろか。

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お客さんも多い。と言うてもそれぞれの知り合いが多いと思う。それより、
臨時の拓本教室や篆刻入門教室が盛況だったようだ。
わしは行ったものの暇やから外へでてぶらぶらしてたら、さすが、「みやこメッセ」
やなあ。舞子さんの踊りの実演があるという。
これは凄いやないか。
見せていただこう。
但し、演舞中は撮影禁止だそうだ。
衣装の説明とかになったらokだそうだ。

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外人さんの観光客が舞子さんの扮装してはんのはよう見るけど、ほんまもんを
見る機会はめったにない。

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やっぱり綺麗やね。姿がとてもいい。
踊る姿も動きが素晴らしくしなやかで性格でしかも優しく、柔らかで美しい。
これが日本の美やね。
東南アジアのいろんな国でも伝統舞踊を見る機会が時々ある。
しかし、わしは日本の舞踊が一番洗練されているのではないかと思う。
すばらしい。
見に付けてはるものが総て日本、京都の伝統工芸品やと言う事で、伝統工芸の
説明に入って行く。
やっぱり京都はええですなあ。

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ありがとうございました。