映画、「旅人は夢を奏でる」を見た

これはすごい。実に面白い映画だ。あんまり面白いんで、中身をあんまり喋り
たくない。最近、「私たちの幸せな時間」と言うめちゃシリアスな本読んでた。
生きるとはどういうことか、死ぬことをどう受け入れるか。死刑という刑罰に
どういう意味があるのか。いろいろ重い課題が満載なのだ。そういう事にただ
わからへんとか難しい問題やとか考えさせられるという反応は問題に向き合わ
ず逃げてるだけやとかきつい話を読んでると確かに感動的な本やとは思いなが
らも心はへこんでくる。ちょうどそういう気分の時にこれを見た。
ありがたい気持ちがゆるんで楽になった。(本の話は又、後日)

いかにもうさんくさげなデブの大男が空港をうろついている。
パスポートも嘘くさい。男はどこに行くのだ。
ピアニストのコンサートは大盛況だ。余韻を抱いて家に帰ってくる。玄関に
うさんくさい男が寝ている。追い出そうとすると、「わしはお前の親父や」と
言う。ピアニストは、「35年もほったらかしにして何しにきた」と怒る。
いきなり理不尽がやってきて家に居座った。
そして、「車に乗って旅に出よう」と車を盗んできた。
これってシボレー、インパラちゃうの、かっこ良過ぎる。
音聞いてるだけどもドキドキするやんか。
二人は車に乗って旅に出る。何故か、何処へか、まだ分からん。
そこから次々と事件が起こる。というか起こしていく。そこまでやるの。
そうくるか。ええそうなの?
どんどん非日常の世界に連れて行ってくれる。
それが実におもしろい。喋りたい事は一杯あるけど、先に言われてしまうと
見たときにおもろないやろから言わんとく。

デブの親父。実にかっこいいのだ。
歌もうまい。
「枯葉」って曲、わしはマイルス・ディビスで聞くんが好きやけどここでも
ええ感じや。
さて親父は何故突然現れたのか?
ピアニストはどうなるのか?
異母兄弟、義理の母、ほんとの家族はどうなるのか?
わくわくした展開が待っている。
携帯電話なくしてもほっとこう。
カード盗られてもまあええやんか。

そして最後に・・。

是非劇場でご覧あれ。

eiga140227

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ありがとうございました。