ポケットウイスキーを見直した

中国を旅行していて、食事の時にバイヂュウを飲みたくなって、一本は多すぎるから
手軽なポケット瓶を頼んだりすることがあるが、普段の暮らしではまだアル中と言うほどでは
ないから、ポケット瓶を鞄やポケットに忍ばせるということまではやったことがない。
前に国内の何かの旅行の時に、あぶないやり方を教えてもらったことがある。
列車やバスで旅行に行ったら、当たり前のように缶ビールを買って飲むものだが、その時に
ウイスキーのポケット瓶を買っておいて、飲み口からちょっと注ぎ足すのだ。
確かに結構いける。ビールではちょっと足りない加減の酔いが、ガツっときたりする。
しかしビールののど越しの良さでつい飲み過ぎてしまうから気をつけないといけない。
昔は粋がってスキットルにウイスキーを入れて持ち歩いたりしていたものだ。
しかし、飛行機に液体を持ち込むのが難しくなって以来、簡単な旅行でも持ち歩かなくなって
しまった。
このあいだ、ベトナム旅行に行く時に日本の空港の免税店を歩いていたて、ふと思いついた。
今回は長い列車の旅がある。
もしかして、列車の中でご飯を食べたり、酒を飲んだりすることができなかったら大変だ。
念の為に、ウィスキーとあてぐらいを用意しておいた方がいいかもしれない。
それで、6Pチーズといかり豆とウィスキーのポケット瓶を買い込んだ。
安直な組み合わせだ。
それが、正解。
というよりは、大体最初から頭の中はそっちで固まっていたのかもしれない。
20時間の寝台列車の旅の中で景色を見るのに飽きたり、景色が見えない夜中には、寝てる意外
は殆ど、このウィスキーを飲んで、チーズか豆を食っていた。
勿論、氷も水もないからストレートだ。
「ジョニーウォーカー」久しぶりに飲むがなかなか美味い酒じゃないか。
今は、沖縄基地をどうするかって政治の世界が喧しいけど、私たちの若い頃は沖縄はまだ外国
だった。同級の留学生が帰省したときに買って帰る免税のジョニーウォーカーを楽しみにして
いたものだ。われらにはせいぜい、「ジョニ赤」だったけど、それでも贅沢なものだった。
「ジョニ赤」、「ジョニ黒」、懐かしい響きだ。
ベトナムの海岸を走る列車の中で、深夜、文庫本を読みながら、ジョニ黒のポケット瓶をちびちび
と啜る
なんて、なかなかええもんですよ。

sake100416

毎週金曜は酒や茶に関する話です。