時々京都遊、改装なった京都国立博物館に行った

いよいよ平成知新館完成記念ということで京都国立博物館がオープンした。
第1弾ということで、雪舟の天橋立図が出るという。そういうことやったら絶対
に行かんとあかん。ちょうど京都に用があったのを利用して早速行ってみよう。
いつものように京阪七条駅でおりて東に向かう。
いつものように途中のタバコ屋で割引券を買う。と思たら売り切れと言われた。
残念。
今回はオープン記念展ではあるけど、有名な作品をネタにした大きな企画展と
はちゃうんで人は少ないやろって思てたけど、平日と言うのに人は多い。
チケットを買って驚いた。520円。えらい安いなあ。やっぱり所謂特別展とは
ちゃうからなんやろねえ。ありがたい。
中に入ると、いつもの煉瓦建ての建物の左側に瀟洒でメタリックな建物が出来
ている。あれか。

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みなさん、盛んに記念撮影をしてはる。
わしも真似さしてもらおう。

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近代的なデザインやけど、煉瓦造りの旧館とも違和感がないよう、よう考えて
はるみたい。

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中に入ろう。かなり暗いなあって思うけど、慣れるとすごく見易い。目に優し
い設計になってるんやろなあと思う。
1階の最初は仏像の展示であった。
仏像は寺で見るべしとずっと思てたけど、こうして薄暗い光の中で見ると中々
ええやんかと思う。
何もかもゆっくり見たいとは思うけど、書なんかはようわからんので少し急い
で行く。
着物がある。小袖って言うんやろか? さすが京都やなあって思う。着物の値
打ちなんかようわからんわしでもすごなあって思った。
さて気持ちが焦るんで先を急ごう。
2階へ上がる。
肖像画、ええなあ。ほんまの頼朝とちゃうんちゃうかとかいろいとあるけど、
絵としてはすばらしい。そこから反対側に回る。
いよいよ水墨画の登場だ。
宋代、元代の作品もええなあ。杭州の美術学校で水墨画を習った時は、中国の
水墨画の原点は宋、元の時代の絵やと教えられた。日本の水墨画も同じやと思
う。
それでいよいよ雪舟。
軸装のやつが2本。これは山口の毛利美術館で見た山水長巻図の一部ととても
よく似てる。人物が山に登っていくとこなんかそっくりや。長巻図が横長で縦
方向に窮屈感があるのと対照的にのびのびと表現されてるようで気持ちがいい。
それと、天橋立図。
やっぱりこれがええ。この絵をいつか見たいがために天橋立をいろんな角度か
ら見に行ったのだ。それで、こんな絵は見た通りをスケッチしただけでは絶対
描かれへんというのがようわかった。
頭の中で構想を練りまくって再構成せんとあかんのだ。
塗り残しや、薄墨の墨色がきれい。構図も斬新。
やっぱり勉強になる。
久しぶりにええもん見せてもろた。ありがたい。
鳥獣戯画が始まったら又行かんとあかんなあ。

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ありがとうございました。