あめりか紀行あじあん風味ー16、ベリンハム展示会を終えて

さて、ベリンハムの街でのわしらの水墨画展示会は3日目を迎えた。今日が最
終日なのだ。

相変わらず毎日ええ天気で、涼しくて爽やかだ。なんてええとこなんやろ。

周りに緑が多いし、海もあるし、山もある。

初日はわりと見に来ていただいて、2日目はわりと少なめで、今日はどうなん
やろ? もう全然来てくれへんのちゃうやろかと心配してたけど、最終日とい
うことで結構沢山の人が来てくれてはる。
特に、書や水墨画の実演をするのに興味があるらしく、その時間に合わせて沢
山の人に集まって頂いた。
書を書く方もえらい人気だ。

初めて持つ筆がおもしろいのか、わずかなことにもえらい盛り上がる。
おもしろいね。
ところでわしらの絵は売れたのか売れなかったのか。
わしらは絵を売るのが目的で行ってないんで、売るための値段はつけてない。
もし欲しいと言う人がいれば寄付という形で何がしかのお金を頂いくけど、あ
くまでもそういうレベルということでやってきた。
メンバーの中では沢山買っていただいた人もいるし少ない人もいる。わしのも
少ないうちだ。どういう絵なら売れるんやなというのがある程度分かって面白
かった。そういう絵を描きたいかどうかは別にして。
この時おもしろかったのは、こんな僅かな買い物でもアメリカの人たちは現金
を持ち歩かへんということだ。クレジットカードではあかんのか、小切手にし
てくれという人が殆どだ。生活習慣の違いやね。
てなことで、展示会は無事終了した。
異国での展示会は慣れないことが沢山あったけど楽しかった。
後はちゃっちゃと片付けるだけ、すぐ次ぎの展示の人が待機してるらしい。
えらいはやりのギャラリーなのだ。
夕食は、こんかいいろいろお世話になった方がホームパーティに招いてくれて
いる。いつものPotluck(持ち寄り)パーティと言うことやけど、それは形ば
かりでご馳走を用意して待って頂いた。
やっぱりアメリカはステーキが柔らかくてジューシーでおいしい。
お家は海に面した高台で景色がすばらしい。

こういうところで景色をみながら日本風の五右衛門風呂に入ってワインを飲む
のが楽しみなのだそうだ。

優雅な暮らしやね。
わしらは、レンタルハウスに戻って、バーボン飲んで、明日はサンタバーバラ
へ出発だ。


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ありがとうございました。