9年前に書いた旅のブログをリニューアルします。文や写真、その後の気持ちや情報なども追加、リニューアルしてみたいと思ってます。
LCCって。
ちょうどこの頃LCCがブームになりかけの時期やったと思う。
興味深々、どんなんやろ? 運行の時間帯が極端すぎる?
サービスがめっちゃ悪い。
トラブルはどやろ? えらい目にあったって話も聞いたりする。
しかし、料金はめっちゃ安い。
割り切って使う価値はあるんとちゃうやろか?
ともかく、一回使ってみよう。この時はそんな気持ちで、KLからジョグジャカルタまでのフライトに使ってみることにした。
あれからもう何年もたった今では、LCCってすっかり旅のお供になってる。誰もが簡単に使ってはる。わしも何度も使ってる。
言われてたいろんな不便さ、欠点も慣れてみればなんてことはない。
値段の安さに勝るものはないのだ。
あれからあっという間にLCCの時代になってしまった。
KLIA2へ行く。
で、この時は、エアーアジアなどLCCの専用ターミナルとなってるKLIA2を目指す。
いつものようにKLセントラルまで電車に乗っていく。ここからは、バスもあるらしいけど、来るときに乗ったKLIAエクスプレスが今のとこ分かり易い。これで、KLIA1まで行って、そこからシャトルバスでKLIA2に行けばいいのだ。
案内通りに行けばとても分かり易い。
空港に着いた。
LCC専用空港だ。さすが人が一杯、ごった返している。
LCCと言ってもエアーアジアだけではない。チェックインの行列が大変と聞いてたけどとても順調だ。
わしらはWEBチェックインを済ませてるんで、よけい簡単。
心配して相当早く来たんで大分時間が余る。
このあと、何度もLCCを利用したけど、エアーアジアに限らず、どこでも手続きはスムース、特にLCCやから混乱したとか、大変やったとかはあんまり経験してない。遅延やとかキャンセルとかゲート変更とか問題は数々起こり得るけど、LCCやからえらい目にあったということはないと思う。
今から思えば、この時から何年かの後、例の大事件がここで起こる。北朝鮮のさる有名人が暗殺された場所である。だからどうと言うてもどうにもならんけど、この時点では露知らずではあった。
ビールを一杯。
では、どっかで休憩しよう。
とりあえずビールを飲みたいけど、この国ではハードルが高い。外国人向けのパブみたいなとこを探す。
あった。
助かった。美味しい。
そのうち、登場時間が近づいて来た。
あんまり余裕をかましてもおられへん。わしらも行列に並ぶ。
みるみる行列が長くなっていく。
ここのマナーってどんなんやろって思ったその瞬間、すかさず割り込んだ女性がいてる。目の前なんでさすがにムッとして、
とかなんとかわけのわからんことを言いながら、いつの間にかどっかへ行ってしまった。
こういうのは昔の中国ではとてもよくあった。(今はマナーを重んじる人が多くなったみたい)
まあ、指定席やから行列の順番で座れなくなったりはしないんで、どこでも登場の行列はわりとええ加減だ。
すると、こんどは、椅子に座ってた人が、急に立ち上がって行列の隙間に入り込んだ。
わしの前は隙が多いんやろか?
ついまた、
って。
向こうは、
とあいかわらずわけがわからん。
それでも、面倒くさいやつやと思われたのか、どっかへ行ってしまった。
そんなふうに暇つぶしをしてるうちに機内に入ってしまった。
革張りの綺麗なシートや。
LCCは安いから粗末ということは全くない。
皮シートの方が掃除手入れが簡単やからって聞いたことがある。機材の他の部分もとても新しい。大事なとこにお金をかけているみたい。シートの縦横の間隔もほとんど違和感はない。
簡単にいえば、快適。これでええやんか、という感じ。
飛行機が動き始めた。
上空で安定すると客室乗務員のサービスが始まる。わけではなくて、サービスはない。これがいさぎよくて帰って気持ちがいい。
これで安いんやったらええやんか。
わしらは飯が出る。
事前にネットでオーダーしておいたんでちゃんとサービスされる。
もちろん、その場でオーダーしてもいける。値段は違うみたいやけど。
飯は、マレーシア飯。海南鶏飯って言うやつだ。
とても美味しい。
コーヒをつけてる。
これも美味しい。
機内サービスがないって意外と快適だ。通路がサービスで埋まってることがないんで、トイレなんかにいくのも気を使う必要がないし、圧迫感がない。
こんなん好きやなあって思う。
マレーシアからインドネシアがとても近い。
じきに着陸アナウンスがあった。
ジョグジャカルタ到着だ。
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