9年前に書いた旅のブログをリニューアルします。文や写真、その後の気持ちや情報なども追加、リニューアルしてみたいと思ってます。
やまない雨。
いつまで待っても雨、やまへんなあ。それどころか更に激しくなっていくみたい。
このままじっとしてたら何しに来たんかわからへん。
こんだけ降ってたら傘もあんまり役に立たへんけど、幸い、気温は高いんで少々濡れてもがまんできる?
そう信じて、出発しよう。
さっき貰った地図を見ながら、まずはマラッカ川沿いに進む。
この川の対岸にチャイナタウンがあるらしい。
ニョニャ文化を伝える古い街並みあるというから後で行って見よう。
何かしらんけど昔の帆船時代の模型なんやろなあ。
大航海時代の夢の跡?
東インド会社やら何やら、アジアをはじめ、中国やら日本やらへ、じわじわと押しかけてきたその拠点の一つであったのであろう。
キリスト教もその一つなのだ。
このまま川に沿って歩いたら、海まで行くんやろか?
わしがとにかく行きたいのは、「サンチャゴ砦」、それって、海岸にあるんやろか?
やっぱり地図で確認。
えらい違ってる。
だいぶ戻って内陸部東の方に行かんとあかん。雨の中でもちゃんと地図を確認せんとあかんのだ。
今みたいにスマホで地図を簡単に確認できる時代ではなかった。
で、市街地をあくせく歩く。
住宅街を通ったり、ショッピングセンターのあたりを通ったり。
とてもわかりにくい。
標識がほとんどない。
世界遺産の癖に標識や案内板がほとんどないやんか。
ぶつぶつと文句をいいつつ歩く。
やれやれやっと着いたか。
「ファモサ(A’Famosa)要塞」跡、通称サンチャゴ砦。ポルトガル占領時代の遺物だ。
キリシタンバテレンがどんどんやってきた時代のやつだ。
もっと大きな要塞、城壁みたいなんを想像してたけど、わりと地味にまとまってる。
昔は大きな建造物やったんやろけど、時間がちょっとずつ消して行った。
この大砲たちも、後の世になってから本国から持ってきたらしい。
ちょっと残った煉瓦の廃墟の空間では、地元の画家さんの個展兼即売会みたいなんが開催されてた。市民に開かれた空間になっているのではないか。
こんな使われ方ってええと思う。
世界遺産ってあんまり奉らへんのもありやと思う。
丘の上にもなんかある。
そばに丘があって、上に建物がある。
何かがあるかもしれんから行ってみよう。
見学用らしき通路がある。石段もあるけど地道もある。雨やからよう滑る。
「気いつけて上りや」ってすれ違ったおっちゃん達から声がかかる。
途中には、古いお墓が沢山ある。これって、占領時代の墓地なんやろか?
そんな感じの墓碑銘が多いみたい。
知らんけど。
てなことで上に着いた。
見晴らしがいい。
上にも建物がある。
何やろ?
教会みたい。
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うろついたあたりの地図。
- より大きな地図で マラッカ遊 を表示
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