9年前に書いた旅のブログをリニューアルします。文や写真、その後の気持ちや情報なども追加、リニューアルしてみたいと思ってます。
丘を下って街歩き。
丘の上から街の方を眺めて「セント・フランシス・ザビエル教会」を探して見る。
せっかくのザビエルつながりやから、その教会に行ってみたい。
たしかに、長い円錐形の塔が見える。まあ、そんなに遠くはなさそうだ。
サンチャゴ砦の反対の方にちょっちょっと抜けていけるやろ?
てなことでササっと。
と思たら、行き止まりばっかり、だんだん方向がわからんようになる。
昔からの自然発生的にできあがったような裏路地はとても難しい。
大きな、立派な学校があった。
歴史のある有名校なんやろなあ。
看板やらいろいろある。
ちょうど下校時間なんかな? 生徒が出て来てる。
お迎えらしき保護者が玄関先までいっぱい群がってる。しかも皆さん高級車で来てるみたい。
ええとこの子が通う学校なんやろね。
しらんけど。
更に路地を抜けて。
下に降りてしまったら、目印の教会の塔が見えにくい。
しかも路地はあちこち行き止まり。
でも見た目はとてもええ感じだ。
日本で言えば昭和の空気感。
とても良い感じ。
なんだかんだでやっと着いた。
「セント・フランシス・ザビエル教会」
とても大きくてクラシックな外観だ。一八四九年にフランス人が建てたそうやけどザビエルとどんな関係があったんやろう。
教会前にはザビエルの像と不思議な事に日本人の像がある。
「やじろう」という人の像。
日本人で、ザビエルに気に入られてゴアなんかに修行にも行かせてもらったらしい。彼の立居振舞いを見て、ザビエルは日本に行く決心をしたという。
知らんけど。
イエズス会は異教徒の国の布教のついでに弱小国は乗っ取ってしまおうという野望もあったに違いないんで、日本組みし易しと思われたのか。
ともかく鎖国の時代にも海外で活躍する日本人が居た。
教会の中を覗いてみる。
ステンドグラスが美しく輝いてる。中はとても広い。
沢山の人が椅子に座って何かを待っている風であった。
わしらの横からもどんどん人が入っていく。わしらも入っても問題なかったんかもしれんけど、なんだかそうしづらい。信者でもないし、外国人やし。
前の方には本日の演目みたいなのを書いたやつがぶら下がってる。もちろんわからへん。
しばらく見てたら、演劇みたいなんが始まった。
左手から兵士たちが出てくる。続いて十字架をかついだ裸の男が・・・
異教徒のわしでもしってるキリストの受難の話なんやろね・・・
わしらにはあんまり興味がない。
邪魔だてせんようにそっと離れる。
通りかかる人たちも一応は気になるようではあるけど、ヒジャブを被った女性方にはお呼びではなさそうだ。
わしらも昼飯の心配をしよう。
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