9年前に書いた旅のブログをリニューアルします。文や写真、その後の気持ちや情報なども追加、リニューアルしてみたいと思ってます。
チョウラスタマーケットの奥の方。
チャイナマーケット、チョウラスタマーケットって言うらしいけど、こんどは横道の方に入ってみる。
ほぼ同じ賑わいが盛り上がってる。
何がなんやらわからん。
その向こうに、お目当てのお店が見えた。
薄皮餅焼き達人。
あの店は間にテレビ番組で特集をやってたのを覚えていたのだ。
薄い薄い春巻きを超絶技巧で作るおっちゃんがいてるというんで克明に映像がでてたのだ。
面白そう。
行ってみたい。
テレビで見たのと同じ人がいてはった。
さすがにこの時から9年経った、今現在はもういてはらへんみたい。ネットでいろいろ探ってみても出てこない。
この当時でなかなかのお年やったから、もう引退しはったんかもしれん。
残念ですなあ。
それはともかく、この時は大活躍。
朝早くから人だかりがしてる。
看板には「薄皮餅」って書いてある。春巻きとも書いてある。
中華料理の春巻きとは違うみたい。
春巻き風にくるっと巻いたお菓子のようだ。
この街の名物なんやろと思う。
知らんけど。
衆人環視の中、おっちゃんのショータイムが始まった。
テレビと同じだ。
餅のような塊を手に持って鉄板のうえにドンと降ろす。
それをすかさずさっと引き上げると鉄板に薄い薄いクレープのようなものが貼り付いて残 っている。
これが自慢の薄餅皮なのだ。これを瞬時にはがしておねえちゃんに渡す。
おねえちゃんはこれを長方形のようわからん黍のような味?のするお菓子にくるくると巻いて出来上がり。
こういう段取りだ。レースで巻いたような感じだ。
なるほど、1個1.20RM。買って食ってみよう。
おいしい! なんとなく?
まずくはない。
食べたら、不思議な甘い味と、ホロホロとした食感がある。 それがじきに消えて、何を食ったかすぐ忘れてしまう。
そんな不思議な食いモンのような気がした。 粉を延ばして丸く平べったいクレープ状のものを薄く、薄く作るのは今まで、 あちこちで何度も見たことがあるけど、こういう一発芸は初めてだ。 見るのも食べるのも、面白い。一見の価値ありだ。
腹減ったなあ。
市場の中はどこも似たような風景やけど、これはこれで楽しい。
此の地の暮らしが息づいている。
しかし、わしらも腹が減ってきた。実は朝飯を食いがてらここに来たのだ。
なんかあるやろ、クアラルンプールのチャイナタウンで食ったようなお粥屋さんなんかがあったらええなあ、なんて思って来た。
しかし、見当たらへん。
下調べしてきたらよかったなあ。では麺でも食うか。
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この界隈を歩いた地図。
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