ホーチミンについた
フエは大体平均12、3度だったようだ。肌寒いくらいだった。ホーチミンは来た時と同じ
30度を越えている。
暑い。建物の中はエアコンが効いているがあるいているうちにじわじわと独特の蒸し暑さが
やってくる。いじいじする。
「ちゃんと待ってるかなあ?」タクシーのトラブルは嫌やから、ホテルのピックアップ
サービスを頼んでおいたのだ。最初の到着の時に外されたから、こんかいは何度もしつこく
確認した。しかし、到着の便名は言ったが、「国内線」って言うの忘れたなあ。でもまあ
常識やろ。ちょっと心配だったが、大丈夫。いつもロビーで見るお兄さんがちゃんと待って
いてくれた。
旅先であっても、「帰ってきた」という気がするから不思議なものだ。
さて、一息ついたら晩飯でも食べに行くか。
夜も遅いし、あまり腹が減っているわけではない。
帰る途中の車から、覗いていると、ホテルのちかくに私のお気に入りの「Pho2000」の支店
らしきものが見えた。確かフォー以外にもなんかあったはずや。
しかし、来た時にベトナム人の友人と食事しながら話をしていると、「Pho2000」の店は
ベンタン市場の隣にある「Pho2000」の店以外は全部偽物だという話だ。外国人に人気だから
偽物が多いと言う事だ。フォーでは「Pho24」というのが有名で、この店は24時間営業という
わけではなくてスープが24種の味でできているとかいう話だったが私の好みでは2000の方が良い。
「でもまあどこでも大差ないやろ」とたかをくくって入って行った。
フォーのメニューは似たようなものだ。
「海鮮のフォー下さい」
「ないです」、「ないんかいなあ」困った顔をしていると、
「ベジタブルフォーはどうですか?」という。要するに「素うどん」みたいなものだ。
「しゃあないなあ、それとビール」他に何かないかとメニューを見るが、何もない。
味はどうか。
「これはあかんわ」、「やっぱり偽物は偽物や」
店のデザインとか店員の服装は似ているけど中味は全く違うものだった。
今回は晩飯の食い方が下手やったなあと反省だ。
以前来た時は夜の10時を過ぎると街はひっそりしたものだったが、今は、日本食の
居酒屋とか欧米人の好きそうなバーとか日本人の大好きなカラオケとかが軒を並べて
客を待っている。大都会の夜だ。
私は疲れたから、マッサージに行って寝ることにする。