雲南省、元陽、建水の旅-09

雲南省、元陽、建水の旅-09 いよいよ元陽だ
紅河州を又2時間程走って、とうとう元陽の街に到着した。
と言ってもここは新しい元陽だそうだ。目指すのは老元陽なので
山の中を更に走らなくてはいけない。元陽の人達も山の中では生活に不便だから、
麓まで移動してきたのだろう。かなり大きな街だ。
街中には軽ワゴンを改造したタクシーが何台も客を待っていた。
ここまでバスで来た観光客を老元陽まで運んで観光案内するのだろう。
観光拠点の街という事なのだ。

老元陽は、山の中、かなり奥にあるようだ。ぐんぐん高度を上げながら
進んで行くがなかなか着かない。
1時間以上も走ると、棚田が見えて来た。
まだ時間は早いので、ホテルにチェックインするのは後回しにして、
棚田見物を先に始める事にした。観光ポイントになっている棚田は沢山
あるようで、日本からではどこがどうなっているかよくわからなかった。
こういう時には、旅行社に頼んでおいたのが功を奏する。
効率よくポイントを逃さずに廻れるのだ。
最初の観光ポイント、「青(竹冠)口棚田」というところだそうだ。
竹林のある棚田というくらいの意味だろうか。
今日ははっきりと見える。日によってはガスで見えない時も多いそうだ。
雲南というだけあって、雲が沸き立つ国なのですぐに雲の中になって
しまうのだそうだ。
棚田は2月頃が観光のピークで、観光客が押し寄せるそうだ。
つまり、田植えが始まる前で、水を張った田圃が光に反射して美しいのだ
そうだ。雪がつもると格別の景色になるともいう。
今は、シーズンオフなので殆ど観光客はいない。
私は、田植えが始まっている方が生活感があって好きな景色なので、
観光客がいない今は私にはラッキーだ。