この映画、噂に聞いてずっと行きたいと待っていた。しかし、ちょうど台湾旅
行と重なってしまって、帰ったらもう始まっているではないか。とりあえず、
見に行こう。今回の台湾旅行は台中と花蓮へ、昔の日本占領時代の名残を訪ね
るような旅になってしまった。なかなかいい旅だったので、又ブログに掲載し
ます。その時は宜しくご覧下さい。
それはさておき、十三に向かう。
いつも賑わってるなあとねぎ焼き屋さんを横目に見ながら６階に上がる。土曜
日やからか結構人がいてる。じいさんばあさんばっかりではなくて若い人たち
もいる。ええことや。ここは真ん中少し後ろに前が通路になった席があるんで
ゆったりして座れる。この順番やと大丈夫だ。
かなり長い予告編シリーズをだらだら見てたら、本番になった。
いきなり画面に釘付けになった。
なんという存在感なんやろ。
この元京劇の女優の家に若者たち三人が流れ着いた。
奇妙な共同生活が始まる。
ごく普通の若者達だ。美人で歌が美味くて魅力溢れる娘と、男前でかっこいい
青年、おそろしくデブった気のいい青年。
こいつらどんな関係なんや。性のどろどろにはならない。爽やかな青春群像の
ようではあるがどうもあぶなっかしい。定職はない。収入はない。
いったい将来に希望はあるのか？
女優はどうやら１人息子をなくしたらしい。
心の痛みから立ち上がれない。
青年達にもそれぞれ悩みがある。
４人の間に少しずつ心の交流が深まっていく。
都会を離れると、四川省の山の中だ。強烈な自然の世界。
こんな山の中をよくぞ通したと言うような断崖絶壁の延々と続くなかを列車が
走る。あの大地震は人間界を襲って恐ろしい被害をもたらしたけど、それでも
自然は美しい。
こんなとこなら一遍訪れてみたいというようなすごい景色ばかりだ。
（ほんまに行きたい！！）
こんな自然の真っ只中に壊れた観音様がいる。
壮大な自然は４人の心を癒してくれるのだろうか？
観音様は希望を与えてくれるのだろうか？
すばらしくいい映画です。
是非、劇場でご覧あれ。
そういえば長いこと中国に行ってないなあ。旅心がうずいてきた。
四川省成都から雲南省、ベトナムへと続く列車の旅をしてみたい。
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ありがとうございました。
