涅槃仏のありがたい足の裏を見たので次に行こう。バンコクには何度か来た事
があるけどカオサンには来たことがなかった。ここはバックパッカーの聖地だ
と言う。世界中のバックパッカーが集まるところだそうだ。ここに居ついて、
根が生えてしまうと下手したら一生動けなくなるのだそうだ。魔性の街か。
沢木耕太郎の「深夜特急」にも出てきた。岡崎大五のバンコクものシリーズに
も出てきた。他にもいくつか旅の本で読んだことがある。
通りすがりのじいさんにまさか根が生えることはあるまい。後学の為に一回見
に行ってみよう。
船着場からはかなり奥に入るようだ。
だんだんそう言う雰囲気になってきた。
観光客と言うよりはバックパッカーみたいな人たちが多い。
と言うかヒッピーみたいな人たちも多い。
なるほどこう言うとこなんか。
あんまり長期の旅行は行った事がないけど、旅行好きと言うからには、或いは
この国が好きやと言うからにはかなり長くその地で暮らしてみる必要があるの
ではないやろか。
そういう意味では昨年中国の美術学校で3ヶ月の留学生活を送ったのは、画の
勉強と言う以上に、異国の暮らし体験として毎日が楽しくてしょうがなかった。
朝起きて寝るまでがずっとひりひり緊張して暮らすような日々も沢山あったの
だった。
やっぱり長い旅に出やんとあかんのだ。
外国に長期に滞在しょうと思うと安い宿が必須だ。それに安くて美味い食い物
があっていろんな旅行スポットに移動するのが便利なハブ的な立地条件もあっ
た方がいい。そういう条件に適いそうなところに旅人が集まってその人たちが
居心地によさをお互いにゆるゆるとにつくりあげていくのだろう。
多分このカオサンもそういう場所の一つなんやと思う。
小汚くて、いつも何か起こりそうなあやしさがあって、混沌があって、それで
もやっぱりそこそこ安全で、病気になるほど非衛生ではない。そんなとこかも
知れん。
いつかじいさんバックパッカーデビューをしてみよう。
大分修行せんとあかんやろなあ。
それにはまず言葉の勉強が先決やね。タイ語もがんばらなあかん。
より大きな地図で 水上バスで周遊 を表示
ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村
ありがとうございました。