映画、「スラムドッグ$ミリオネア」

この映画は、本を先に読んで興味が出たので見に行った。
本は、「僕と1ルピーの神様」という題だ。
期待して見に行ったのに本とはえらい違いだ。がっかりだった。
確かに粗筋は似ているけど、大事なところが全部欠落してしまって
いるような気持ちになってしまった。

もう何年も前、インドのデリーからアグラまで車で走り、「タージマハール」
に行ったことがある。
殆どが高速道路の旅だ。「快適に走れるね」というはずだったが、
確かに快適ではあるが、
さすがにインドだ。高速道路をバスが走れば、リキシャも走る。
自転車も走るし、人も牛も歩いている。
何でもありだ。
中国よりなんでもありだ。混沌とした貧しさが目の前にあった。
そして何時間か走ると、「タージマハール」だ。
「何と言う美しい宮殿だ」と息を飲む。
透明かとも思えるほど真っ白な大理石だ。
一部の隙もない程精密なのに厳しさと冷たさはなくて、なめらかであったかい。

この美しい建物、世界中から集まる観光客。
そこで必死に稼ごうとしている貧しいがしたたかな子ども達。

「40万ルピーあれば、彼女を見受けできる。40万ルピーあれば
友達が狂犬病で死ななくてすむ」
「でも僕のポケットにあるのはたった400ルピーだ」
そして、友達は死んでしまった。

そうして最後の問題の答えも知ることになるのだ。
少年は1億ルピーに向かってひた走る。

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毎週木曜は、映画、音楽、書画に関する話です。