あいかわらず、元町映画館に来ている。
そうしょっちゅうではないが、私自身が映画館に行く割合は圧倒的に元町映画館が多い。
ささやか過ぎる応援ではあるが、行くという行為でほんのわずかではあるが賑やかしが
できたらいいなと思っている。
それに、やっぱり見たいという映画があるという事も大きい理由だ。
今は、平日の空いた時間に行けるから後方真ん中の一番良い席で見れるのがありがたい。
それに、映画と抱き合わせで元町のどっかでおいしいものを探訪するという楽しみもある。
中国では、壁を背に二人並んで座って、間に小さな机があって、茶などが置いてある。
老人が二人座って、茶など飲みながら静かに時を過ごす。
時間はゆっくりと流れている。
こういう場面を好く見る。
映画でも自然にでてくる。
ごはんを食べる時は当然向かい合わせだ。
2皿ぐらいのおかずがあって、ご飯をよそったらおかずをご飯にのせて食べる。
アジア飯の食い方だ。
男は黙々と飯を作る。
男は黙々と食べる。女は食べられずに黙っている。
部屋の中に悲しみが満ちている。
日が過ぎて、或る事があって、男があさ疲れ果てて帰ってくる。
女が飯を作っている。
二人で黙々と飯を食う。わずかな会話がある。
すこしずつ、すこしずつ、時間が癒しを作って行く。
わずか6万元の車を盗んで死刑判決を受けた若者はどうなる?
本当に処刑されてしまうのか?
男は裁判長だ。執行命令を出す人でもある。
良い映画でした。
中国で、かって話題になって事件について話をしていたら、
「その人死刑になったよ」って話を時々聞きます。
「ええっ、それで死刑?」驚くより恐ろしくなったことがあります。
公開処刑もあると言います。
キツイなあ。
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ありがとうございました。
