映画、「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」を見た

声を出して大笑いしてしまった映画は久しぶりだ。
インドにジャイプールと言う古都がある。そこの老舗のホテルが長期滞在客を
募集している。癒しの地で余生を静かに優雅に安楽に暮らそうと老人達に誘い
かける甘い言葉に乗せられたぢいさん、ばあさん達がマリーゴールドホテルに
やってきた。
ところがそんな甘い夢は瞬時に吹っ飛んでしまった。何と言うてもここはイン
ド、喧騒とカオスの真っ只中だ。優雅なはずのホテルは崩壊寸前のぼろぼろで
ドアはあるの? 水はでるの? エアコンは?
一歩外に出るとオートリキシャが走り回って、人がわあわあ、音楽も賑やかで、
道には牛が優先的に歩いてる。これは喧騒なのか、混沌なのか、活気があって
ええなと思うのか?
やってきた人たちはやられたと思ってもこのままでは帰れない。なけなしの金
をはたいてやっとたどり着いたからにはここで何としても何とかせんとあかん
のだ。インドには一度来たらやみつきになる人と二度と来たくなくなる人の二
種類に極端に分かれるのだそうだ。彼らに選択の余地はない。
好きになるしかないのだ。
好きになってしまえば楽しいところ。
混沌も喧騒も元気の元だ。
さて滞在費さえあやうい彼女はこんな街で就職できるんやろか?
金持ちの男を漁ってしか暮らすすべのない女は目的を果たせるんやろか?
この地に複雑な過去の思い出をかかえた男はどうなるのか?
この歳になってもなお盛んなじいさんは無事パートナーを見つけるのか?
今にも壊れそうなあやうい夫婦はどうなる?
しっかりものだが満身創痍のばあさんは?
そしてホテルは?若い支配人と恋人は?
いやはやおもろい。笑いがとまらへん。
やっぱりインドはええなあ。
また行きたい。あの混沌に浸りたいなあ。

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ありがとうございました。