最近読んだ本、「ムッシュー」、「カフーを待ちわびて」

  • 2013年2月21日
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ローレンス・ダレル、「ムッシュー」
遥か昔、ローレンス・ダレルと言う人のアレクサンドリア四重奏という4部作
を読んだことがある。
かっこええなあと思った。
ロマンチックやなあと思った。
「ジュスティーヌ」、「 バルタザール」、「 マウントオリーブ」、「クレア」
舞台はエジプト、アレクサンドリア、スパイや作家や貴族や軍人、医者、美し
い女、魔性の女、退廃と緊張の中で事件はめまぐるしく移ろっていく。
砂漠の民ベドウィンの暮らし、不思議な儀式。
わくわくしながら読んだものだった。
ある日、本屋の店頭をうろうろしてたら、ローレンス・ダレル、「アヴィニヨン
五重奏」、第一、「ムッシュー あるいは闇の君主」と言うのが並んでた。
また同じ感動を得られるかも知れん。青春の思い出が蘇るかもしれん、などと考
えて読んでみることにした。
舞台はフランスの古都市アヴィニヨンだ。
前のアレクサンドリアシリーズと似た様な味と香りがする。
妖しい宗教結社グノーシスの儀式。
テンプル騎士団の秘密。
ダレルの世界に惹き込まれていく。
しかし、歳のせいか、あんまり難解やったり象徴的やったりする話の運びはなか
なかついて行き難い面もある。
想像力が欠如してきてるんやろなあ。まあゆっくり読んで行こう。
「リヴィア」、「コンスタンス」、「セバスチャン」、「クインクス」と続くん
やそう。

原田マハ、「カフーを待ちわびて」
こないだ読んだ、「楽園のカンヴァス」と言う本があんまり面白かったんで、こ
の人の他の本も読んで見たくなって調べたらこんな本があった。
どうやらラブロマンスらしい。
いろいろ意外な展開があって複雑な人間関係があって、確かにおもしろい。
沖縄言葉も新鮮で暖かい。
けどやっぱりラブロマンスものは読んでてちと恥ずかしい。背中がむずむずする。
やっぱり楽園のカンヴァスみたいなやつを読みたいなあ。

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