「そぞろ漂白の思い止まず」と言うほどではないが、前にアジアンな旅をして
からもう何日もすぎてしまった。そろそろどっかへ行きたいやんか。
と言うことで台湾の旅に出た。列車に乗って台北から台南、台東と回って、花
蓮まで行って、そっから台北に戻ると言うほぼ台湾を一周する旅だ。
日本はまだ寒いけど、向こうは温かいだろう。
それに菜の花の季節というから列車は菜の花畑の真ん中をぽかぽかと走ること
になるだろう。
楽しみ楽しみ。
と言うことで台北桃園空港に着いた。友人達は１時間遅れの別便で来るんで待
っとかんとあかんのだ。イミグレを通って税関を出ると左右に広がった大きな
通路に出る。ここで、出迎えの旅行会社の人たちに混じって座ってると後から
来る人がよくわかる。大きなモニターもあるんで見逃すことはないだろう。
その間にトイレに行ったり、両替したり、バス乗り場を確かめに行ったりして
ると退屈する間もなく仲間が到着した。
バス乗り場は税関を背にして右側の端を曲がったところにある。
郵便局の前を曲がって奥にいけばいいのだ。バス会社が沢山あってどれがどれ
かようわからん。とりあえず一番手前の国光というバス会社のとこに行って、
「台北駅に行きますか？」と聞いてみる。
当たり前やんかと言う顔で、「１２５NT」と返ってくる。それでも心配顔して
ると見たのか、「台湾駅に行くよ」と英語でも言ってくれた。
「出発は何時？」と聞くと、「１５分毎にくるから心配いらん。表の４番で待
ってて」と指さすほうに行ったら、５分もしないうちにバスがやってきた。
「台湾駅」と行き先を言いながらスーツケースを渡さないと収納場所が行き先
ごとに違うのだ。バスの中はゆったりしてる。ガラガラというほどではないが
人は多くはない。
いよいよ台北の街に向かう。天気はまあまあ。気温もそこそこ、暑いと言う程
ではないようだ。高速を抜けると市街地に入っていく。
バイクというよりスクーターが多い街やなあ。
ほぼ１時間で台北駅の東口に着いた。
「ロボット君、ニーハオ！」。
ここからホテルまでは歩いて１０分ほどだ。
より大きな地図で 台北駅東口バス降り場 を表示
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